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2017/09/28

トヨタ、米国でのユニット生産の更なる現地化に3.7億ドルを投資

osaki
カーアンドレジャーニュース

 トヨタ自動車の北米事業体であるToyota Motor North America(以下、TMNA)は、米国で初めてとなるハイブリッドパワートレーンの生産の他、エンジンなど主要部品の更なる現地化を進めるため、米国の5つの工場へ計3.7億ドルを投資すると発表した。

 具体的には、2020年より、米国で初めてとなるハイブリッド用トランスアクスルの生産をToyota Motor Manufacturing West Virginia, Inc.(以下、TMMWV)で開始、それに伴い、Bodine Aluminum, Inc.(以下、Bodine)ジャクソン工場で、ハイブリッドトランスアクスル用ハウジングおよびケースの生産を開始する。また、Toyota Motor Manufacturing, Kentucky, Inc.(以下、TMMK)ではTNGA2.5Lエンジンの生産能力を拡大、それに伴い、Bodineジャクソン工場で2.5Lエンジンブロック、およびBodineトロイ工場で2.5Lシリンダーヘッドの生産能力を増強する。TMMALではTNGAエンジン生産のための工場刷新を行うとともに、新規雇用50名を予定している。各工場の投資額は以下の通り。

事業体・工場所在地内容投資額
TMMWV ウェスト・ヴァージニア州 ハイブリッド用トランスアクスル生産ライン新設 1億1,530万ドル
Bodine
ジャクソン工場
テネシー州 ハイブリッドトランスアクスル用ハウジングおよびケースの新規生産、2.5Lエンジンブロックの生産能力増強 1,450万ドル
TMMK ケンタッキー州 TNGA2.5Lエンジンの生産能力増強 1億2,096万ドル
Bodine
トロイ工場
ミズーリ州 2.5Lシリンダーヘッドの生産能力増強 1,705万ドル
TMMAL アラバマ州 TNGAエンジン生産に向けた工場刷新 1億600万ドル
      計 3億7,380万ドル

 トヨタは既に米国で300万台以上、グローバルで1千万台以上のハイブリッド車を販売しており、ハイブリッド技術の開発で培った技術を生かし、更なる車両の電動化に向け、開発を加速していくとしている。

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