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2017/12/13

ボルボ・PV544(1959年式)をトヨタ博物館へ寄贈

matsuguma
カーアンドレジャーニュース

 ボルボカージャパンは12月8日、2ドアサルーン「PV544」1959(昭和34)年式を、トヨタ博物館(愛知県長久手市)に寄贈すると発表した。PV544は本館3階の「試練の時代/社会課題への対応」をテーマとした展示エリアの中で、安全性の象徴的な自動車として常設展示される。

 PV544は、ボルボの安全技術を象徴する代表的なモデルで1959年、ボルボのエンジニア、ニルス・ボーリンにより開発された3点式シートベルトを、世界で初めて標準装備したモデルとしても知られている。

 ボルボでは、誰もがこの技術の恩恵を得られるよう特許を無償公開し、以来このシートベルトは100万人を超える人々の命を救ったとされている。PV544は、1950年代後半から60年代前半にかけ、最も成功したラリーカーの一つでもあった。

 トヨタ博物館は、毎年25万人が訪れる国内有数の自動車博物館で、本館、新館と合わせて世界の自動車約140台を中心に、自動車誕生以来の歴史を展示。これまでボルボが歩んできた安全技術に関する取り組みを、国内外へ向けて発信すべく、同車の寄贈を決定した。寄贈後しばらくはエントランスの奥に設置される予定で、その後は3階に移設され、常設展示される。

【PV544主要諸元】
 生産期間=1958~1965年▽生産台数=24万3990台▽ボディタイプ=2ドア▽エンジン=直列4気筒、オーバーヘッドバルブ、1583㏄(1961年から1778㏄)▽トランスミッション=3速または4速MT、フロア取り付けセレクターレバー▽ブレーキ=全輪油圧ドラムブレーキ

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