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2017/12/18

各団体からカーオブザイヤーが発表され、いわゆる専門家が選んだ〝今年のクルマ〟を一挙に紹介

matsuguma
カーアンドレジャーニュース

 カレンダーの最終ページも残りわずか。1年を締めくくる時期だ。例年通り、クルマの世界でもこの1年間に発売された新車から№1を決める、カーオブザイヤーが各団体から次々と発表され、専門家が選んだ〝今年のクルマ〟が出揃った。特に今年は、輸入車部門だけにとどまらないボルボの健闘が光った。

■スズキ・スイフト
 2018年次RJCカーオブザイヤーを受賞。スズキの主力コンパクトハッチバックであり、グローバルで販売されているモデルだ。そのため、しっかりしたハンドリングと高い走行性能が特徴で、その礎となるのが、新プラットフォームのハーテクト。軽量化と燃費性能にも貢献している。

 コンパクトカーづくりに長けるスズキのモデルだけに、居住性や利便性も高いレベルにある。また、実用的なグレードからスポーティグレードもあり、なおかつパワーユニットはフルハイブリッド、マイルドハイブリッド、直噴ターボと豊富。幅広いユーザーに対応している。

 

■ボルボ・XC60
 2017-2018日本カーオブザイヤーを受賞。同賞では3年ぶり、輸入車が国産車を抑え戴冠した。

 XC60は世界的に人気のミドルサイズSUVで、扱いやすいサイズの中に現代のSUVに求められる快適性、機能性、運転の楽しさ等の要素を高次元でバランスさせた。内外装は独自の美しさを持つ北欧デザインで貫かれ、品質の高さも美点の一つ。

 また、パワートレーンはガソリン(ターボ、スーパーチャージャー+ターボ)、プラグインハイブリッド(ガソリン+モーター)、ディーゼルターボと豊富な点も高評だった。

 ボルボはフラッグシップモデル、V90/V90クロスカントリーがRJCカーオブザイヤーと、日本自動車殿堂イヤー賞の輸入車部門で〝大賞〟に輝いた(日本自動車殿堂はセダンのS90も含む)。

 V90/V90クロスカントリーは、新世代プラットフォームを採用したプレミアムエステート/プレミアムクロスオーバー。上質感あふれる内外装はもとより、二つの世界初の安全機能「大型動物検知機能」「ランオフロードミティゲーション(道路逸脱事故回避支援機能)」を標準装備。運転支援機能も、自動運転レベル2に強化された「パイロットアシスト」を採用。群雄割拠のSUVの中でも抜きんでる存在だった。

■ホンダ・N-BOX
 軽自動車のスーパーハイトワゴン、N-BOXは日本自動車殿堂イヤー賞をはじめ、日本カーオブザイヤーのスモールモビリティ部門、また、その軽量化技術がRJCカーオブザイヤーの技術部門を受賞と〝総なめ〟状態だ。

 限られた寸法枠内で、さらに広い室内空間を実現しながら、先進運転支援システムのホンダセンシンングや、助手席スーパースライド等の新機能を搭載。さらに、従来成形が難しかった一段と硬い鋼板材を車体の主要部分に採用する〝新技術〟で、車両重量を80㎏軽量化した。これにより、走行性能と乗り心地、燃費の各性能大きく向上させた。

■トヨタ・プリウスPHV
 日本カーオブザイヤーのイノベーション部門を受賞した。プリウスPHVは〝クルマの電動化〟という潮流の中で、PHVのメリットを最大限に実現した点が評価された。

 他社PHVは1モーター式だがこのモデルは2モーター式を採用することで、EV走行での力強い走りとそれらを巧みに制御することで、燃費をさらに向上させた。充電方式を増やす中で、ソーラー充電の本格的な実用化も果たすなど革新的だった。

■レクサス・LC
 日本カーオブザイヤーのエモーショナル部門と、日本自動車殿堂イヤー賞デザイン部門を受賞した。レクサスのフラッグシップクーペであるLCは、見るものに大きなインパクトを与えるダイナミックで独創的なスタイリングを持ち、ハードウェアもV型8気筒5・0㍑エンジンと、新開発マルチステージハイブリッドにより、ドライビングの楽しさにあふれており、レクサスブランドを牽引するにふさわしいモデルであると評価された。

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