日産は3月6日、ジュネーブモーターショーでABB FIAフォーミュラE選手権に参戦するレースマシンのカラーリングコンセプトを初公開した。

今回公開したフォーミュラEマシンは、最新のバッテリーやパワートレインのパッケージを採用。優れた空力性能を備えるとともに、さらなるパワーとシーズン４まで行われていたレース中の車両交換が不要となる航続距離を手に入れた。また、カラーリングは日本の日産グローバルデザイン本部が担当した。

日産のグローバルデザインを担当する専務執行役員アルフォンソアルバイサは、「デザインチームは、シーズン5用のフォーミュラEマシンを一目見て、あたかも電動の鳥が超音速で飛んでいるようだ、と感じました。空気抵抗と重力から自由になるというデザインコンセプトは、この第一印象から生まれています。フォーミュラEのマシンは実際非常に静かで、それでいて爆発的なスピードを出します。そのため、カラーデザインをする際に、ドップラー効果に留意したのは自然な成り行きでした。このドップラー効果の超音波パルスと、ソニックブームから発せられるパワーのコンビネーションは、日産のフォーミュラE参戦をより勢いづけています。」とコメントした。

フォーミュラE選手権のシーズン5は、香港、ベルリン、チューリッヒ、ローマ、ニューヨークなど世界の主要都市で開催される。同社はフォーミュラE参戦に向け、ドライバーや技術パートナー、マーケティングパートナーなどに関する詳細を今年後半に発表予定となっている。

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