アルピーヌ復活 まずはA110限定車を販売
matsuguma
アルピーヌ・ジャポンは6月22日、昨年のジュネーブモーターショーで公開された新型スポーツカー「A110」の国内導入と、その限定車「プルミエール・エディション(限定50台)」の販売を発表した。
A110は2シーターのスポーツカーで駆動方式はMR。エクステリアは、フラットなアンダーボディやリアディフューザーによって低い空気抵抗と大きなダウンフォースを得られ、Cd値は0.32を実現。四つの独立したフルLEDヘッドライト、ボンネットの中央に走る“スパイン”によってアルピーヌのDNAを表現した。
エンジンは、ルノー・日産アライアンスによる新開発の直列4気筒1・8ℓターボ(最高出力252PS/最大トルク320Nm)に、ゲトラグ製の7速DCTを組み合わせる。車両重量は1110㎏で、パワーウェイトレシオ4.4kg/PSを実現する。ラップタイムやパワー至上主義ではなく、どんな速度域でもドライバーを魅了するドライビングプレジャーを目指したという。
限定車の価格は790万円で、左ハンドルのみを設定。正規販売店や公式サイトで7月10日まで申し込みを受け付け、応募多数の場合は抽選となる。なお、同日行われた発表会で大極司CEOは「今年中にA110のカタログモデルの発表・発売を目指す」と今後の展望を語った。
アルピーヌは1956年にフランスで設立され、ルノー車ベースのモータースポーツ車両を製作。ラリーで活躍した「A110」をはじめ、ル・マン24時間レースなどでも実力を発揮したが、1995年のA610の生産終了からブランドの休止状態が続いていた。
ただ、それ以降もアルピーヌ社と工場は存続し続け、一部のルノー・スポールモデルの製造を担当。2016年のジュネーブモーターショーでアルピーヌヴィジョンを初公開し、ブランド復活をアピールしていた。
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