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2018/07/20

ホンダ・クラリティシリーズにPHEVモデル追加、その魅力とは

matsuguma
カーアンドレジャーニュース

ホンダは7月20日、電動車両のクラリティシリーズに、ブラグインハイブリッド(PHEV)を追加して発売した。電動コンポーネントの性能向上により、EV走行距離114・6㎞(JC08モード走行時、WLTCモード=101・0㎞)を実現した。充電システムは普通充電/急速充電に対応するほか、外部給電ポートを標準装備。ホンダは2030年をめどに、全世界の販売台数の3分の2を電動車両にすることを目指している。

FCV(燃料電池車)、EV(電気自動車)に続き、クラリティシリーズにPHEVが加わった。全長4・915m×全幅1・875m×全高1・48mのボディは、空力性能に優れた低全高フォルムで、床下に薄型IPU、荷室下に燃料タンクを配置することで、上級セダンにふさわしい5人がゆったりくつろげる広い室内と荷室空間を実現した。

●パワートレーン

ホンダの持つ2モーターハイブリッドシステム、スポーツハイブリッドi-MMDをベースに、バッテリーの高容量化(17・0kW)、コンバーターの高出力化など性能向上を図った。

エンジンは1・5ℓアトキンソンサイクル(写真右)で、2モーターハイブリッドシステムとは初めての組み合わせ。また、エンジンは熱効率の改善と低エミッション化により、世界トップレベルの最大熱効率40・5%を達成した。
また、電気を蓄えるリチウムイオン電池は水冷式により、コンパクト化とバッテリーの耐久性を向上させた。

●高効率な走行のために

EVドライブ/ハイブリッドドライブ/エンジンドライブの三つのドライブモードを持ち、EV走行を中心にバッテリーの充電状態や、走行の状況に応じて常に最適なモードを自動的なモードが選択される。

また、アクセルペダルを一定量踏み込んだ位置に、反力が乗じるポイントを設定することで、ECONモードでの走行時はペダルの踏み込みをポイントの手前にすることで、EV走行時のエンジン始動が抑えられ、より長いEV走行が持続される。

●充電のしやすさ

PHEVは外部充電することで、搭載される電池を満充電レベルに近づけ、最高のパフォーマンスを発揮できる。充電方法は普通充電に加え、急速充電(チャデモ規格)、外部給電ポートを表運装備。急速受電では約30分で満充電量の80%を充電することができる。

また、急速充電中にパワーモードをオンにすると、エアコンやオーディオ、シートヒーター等が使用できるコンフォートチャージ機能も搭載され、充電中も車内で快適に過ごせる。

標準装備されるホンダインターナビでは、日本充電サービス(NCS)ネットワークの充電器設置場所を簡単に検索でき、スタンドの場所や利用辞去も確認できる。

さらに、スマートフォン専用アプリでは、後続可能距離やバッテリーの残量、社内温度等を取得できるほか、タイマー充電やエアコン等が沿革で操作できる。安全装備ではホンダセンシングを標準装備。価格は588万600円。

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