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2016/01/30

BMW、3シリーズ セダンと2シリーズ アクティブツアラーにPHVモデルを追加

osaki
カーアンドレジャーニュース

ビー・エム・ダブリューは1月26日、量販モデルである「3シリーズ セダン」と「2シリーズ アクティブツアラー」のプラグインハイブリッド車(PHV)を設定し受注を開始した(納車は本年3月から)。i8から始まったBMWのPHVは昨年X5にも設定され、今回の2車種が加わったことで、単一ブランドでは国内最多の4車種となった。さらに、今年中に7シリーズのPHVが追加される予定で、将来的にはBMWのコアモデルすべてにPHVを揃える構想も発表された。

■PHVでも約5050の前後重量配分を持つ330e

3シリーズ セダンのPHV「330e」は、BMWのサブブランド「i」に初搭載された電動化技術「eドライブ」を組み合わせ、卓越した運動性能と高い環境性能を高次元で両立した。

PHVシステムは、2・0ℓ直列4気筒ターボエンジンに、8段ATと一体化された電気モーターを組み合わせたもの。モーターを含めたシステム最高出力は252PS、最大トルクは420Nmを発揮し、時速0‐100㎞加速=6・1秒(欧州仕様車)というパフォーマンスを誇る。一方で、PHVでも前後重量配分は約5050に保たれており、BMW特有のスポーティなハンドリングは失われていないという。

エンジンとモーターの協調を三つのモードで設定可能。時速80㎞までモーターのみでのEV走行が可能な「オート」、時速120㎞までEV走行が可能な「マックス」、効率的な走行とともに、エンジンによる発電を行なう「セーブバッテリー」がある。また、モーターのみでの最長走行距離は、36・8㎞となっている。

■モーターで後輪が駆動する225xeアクティブツアラー

MPVのような広い室内空間と高い機能性を両立した2シリーズ アクティブツアラーのPHV「225xeアクティブツアラー」に採用されたシステムは、1・5ℓ直列3気筒ターボエンジンと、後輪を駆動するモーターを組み合わせたオンデマンド式4WDで、システムの最高出力は224PS、最大トルクは220Nmを発揮する。

エンジンとモーターの協調は330eと概ね同じだが、停止状態からすぐに最大トルク165Nmを発生し、時速125㎞までの速度域(マックスモード走行時)で、電気モーターによる後輪駆動となる。また、最長42・4㎞までモーターのみで走行可能となっている。

■充実した安全装備

両モデルとも7・7kWhの高電圧リチウムイオンバッテリーを搭載し、EV専用充電コンセントまたはBMW iウォールボックスピュアから充電(200V/15A)可能で、約3時間で満充電となる。安全装備も充実しており、レーンディパーチャーウォーニング(車線逸脱警告)、前車接近警告機能、衝突回避・被害軽減ブレーキからなるドライビングアシストを標準装備。これに加え330eには、アクティブクルーズコントロール(ストップ&ゴー機能付き)、レーンチェンジウォーニングなどの先進安全装備を搭載する。

なお、両モデルともガソリン、ディーゼル、PHVと三つのパワーユニットが選べるようになり、3シリーズではそれぞれを500万円台で選択できるようになった。

【希望小売価格】

▽330e=554万円~599万円▽225xeアクティブツアラー=488万円~509万円

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