キャンピングカーでも家庭用エアコンの使用回数が増えるこの夏、もっとも注目されるであろうモデルが「クレア５・３　エボリューション」だ。

　今年の「ジャパンキャンピングカーショー２０１６」でデビューした同車は、充電機能を向上させた新開発の電装システム「ＥＶＯシステム」を初めて搭載。ベース車のエンジン駆動からサブバッテリーへ供給される電力の充電回路を見直し、同システムを組み込むことで高効率化を実現。アイドリングだけで３つのバッテリーへの充電が可能で、４～５時間あればほぼフル充電になるすぐれたシステムになっている。これなら、就寝時に家庭用エアコンを継続使用しても大丈夫。朝にはバッテリーが空になっても短時間で満充電になるほか、その他の電化製品の使用にもゆとりが出てくる。

(xタイプの室内。アールを取り入れた家具など各部をブラッシュアップ)

　このシステムはセカンドシート下に収納されるため、ＲＥＶＯシートから固定式シートへの変更など従来モデルから装備が若干変更されている。レイアウトタイプは「Ｘ」「Ｗ」「Ｚ」に対応。もちろん、家庭用エアコンは標準装備。室外機取り付け位置はリヤ側面から床下に移設したことで、熱効率の向上と同時にリヤベッド下の大きな収納庫がこれまで以上に広くなっている。

ベース車両：トヨタ・カムロード
乗車定員／就寝人数：７名／５名
登録ナンバー：８
全長×全幅×全高：５１９０㎜×２０７０㎜×２９１０㎜
価格：７０１万１０００円～（税別）

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