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2016/09/06

レストアクラウン、生誕の地“元町工場”から東京まで430㎞走破「CROWN JAPAN FESTA」開催

matsuguma
カーアンドレジャーニュース

 1955年に誕生した純国産乗用車「クラウン」。その誕生60周年を迎えた昨年より、全国のトヨタ店・東京トヨペットが歴代クラウンのレストアに挑戦するトヨタ自動車主催の「DISCOVER CROWN SPIRIT PROJECT」がスタートした。約1年におよぶこの活動の集大成として、8月25日~29日の5日間にわたり「CROWN JAPAN FESTA」が開催された。


 歴代クラウンの勇姿が現代によみがえった。このイベントは、レストアした歴代クラウンが元町工場(愛知県・豊田市)から代官山T-SITE(東京・渋谷区)までの約430㎞の走破にチャレンジするもの。レストア車両54台のうち、初代15台、2代目1台、3代目5台、4代目3台の24台が挑んだ。

(出発式のテープカット)


 初日の25日には、初代クラウンが誕生した元町工場にレストアしたクラウンが集結。東京までの走破に向けた出発式や、歴代クラウンを披露するパレードが行なわれた。走破チャレンジは一般道を5日間かけ東京へ向かう。平均すると1日約86㎞だが、行程の中には浜名湖から御殿場まで170㎞という最長区間もあった。


 中には、エンジントラブルなどのアクシデントに見舞われた参加車両もあり、4代目クラウンで参加した沖縄トヨタは、走破にチャレンジしている仲間から部品の供給を受けて完走を果たしたという。
 一方では、走破チャレンジの模様を積極的にSNSで情報発信していた販売店もあるなど、このチャレンジを通じてクラウンの素晴らしさと整備技術をアピールした。


 ゴール地点の代官山T-SITEの会場には、走破チャレンジの参加車両をはじめ54台のレストア車両が再度集結。見事完走した24台のレストアクラウンによるゴールパレードも盛大に行なわれた。

(三代目クラウンで参加した東京トヨペット:走行中、エアコンレスの車内はサウナ状態だったという)

 

 トヨタ自動車・トヨタ店営業部木村部長は「レストア車両の中には60年前の車もあり、ボディはさびつき、穴が開いているものもあった。ここにあるレストア車両のほとんどは、すべて一度分解して故障している箇所を修理。使用できない部品は、一から新しく作ったり、今では希少なパーツを探すなど地道な努力を経てレストアを完了している」と述べ、プロジェクトを振り返った。

豊川悦司さんや、AKB48の渡辺麻友さんが魅力を語った、クラウン特別仕様車「J-FRONTIER」初公開→http://www.car-l.net/media/2016/09/06/1810

 

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