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2017/02/01

業界初、ホンダとGMが燃料電池システムの合弁生産子会社を設立

matsuguma
カーアンドレジャーニュース

ホンダは131日、ゼネラルモーターズカンパニー(GM)と協力し、自動車業界初となる先進の水素燃料電池システムの量産を行う合弁子会社「Fuel Cell System Manufacturing,LLC」の設立を発表した。この会社が生産する燃料電池システムは、両社がそれぞれ今後発売する製品に搭載する。

 新会社Fuel Cell System Manufacturing,LLCは、ミシガン州デトロイトの南に位置するブラウンズタウンにあるGMの既存のバッテリーパック生産工場内に設置され、2020年頃に燃料電池システムの量産を開始する予定。新会社は、将来的に約100名の雇用を創出する見通しで、両社が同額ずつ拠出する新会社への投資総額は、8,500万ドルとなる。

 両社は20137月に発表した提携の基本合意に基づいて協業を進めており、次世代燃料電池システムと水素貯蔵技術の共同開発を行っている。燃料電池システムと水素貯蔵システムのより低コストな市販ソリューションを創出するために、両社は開発チームを統合し燃料電池関連の知的財産を共有して開発に取り組んでいる。

本田技研工業株式会社専務執行役員北米地域本部長、ホンダノースアメリカ兼アメリカンホンダモーターカンパニー取締役社長の神子柴寿昭氏は、「過去3年間、HondaGMは、それぞれの専門領域におけるノウハウを提供し、両社のエンジニアが『ワンチーム』として小型で低コストな次世代燃料電池システムの開発に取り組んできました。この素晴らしいチームワークの基礎があって、今回両社が将来の燃料電池車で、お客様に新しい価値を創造することを可能にする、燃料電池システムを共同で量産する段階に至りました。」とコメントしている。

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