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2017/03/28

神奈川トヨタDTECチームマスターワン体制発表 気鋭の二人に5シーズン目を託す

osaki
カーアンドレジャーニュース

 神奈川トヨタ自動車(市川英治社長)は3月24日、2017年のガズーレーシング86/BRZレースの参戦体制を発表した。

 同社は、神奈川トヨタDTECチームマスターワンとしてシリーズ創設から毎年参戦しており、今季は5年目。昨年同様2台体制で、ドライバーはカーNo97が3シーズン目を迎える近藤翼、カーNo76が3シーズンぶりに同チームからフル参戦となる小河諒の2名。これまでのベテランと若手という組み合わせから、同世代の気鋭の若手二人にステアリング託すことになった。

 チーム体制は、チーム総監督が神奈川トヨタ自動車・市川英治社長、チーム監督が同・磯貝敏一取締役、プロジェクトリーダーが同(マスターワン)・額田信明店長、代表メカニックは井上亮さんというもの。井上さん以外のメカニックは、レースごとに同社のエキスパートエンジニアの中から選抜してチームに帯同する。

 発表会で挨拶に立った市川社長は「もう5年と感じる部分もあるが、スポンサー・関係各位への感謝の気持ちはずっと変わらない。レース活動を継続するのは、クルマの環境性能が重視される中、モータースポーツの楽しさを伝え、ファンを増やすこと。今年もいい成果を出して、お客様にもっと広めていき、ファンを増やしていきたい。どんな状況でもレースを継続する意義はすごく感じている」と、レース活動の意義を語った。

 昨年、スーパー耐久シリーズ(ST-4クラス)でシリーズチャンピオンを獲得した小河は、3年連続で6時間耐久レースにこのチームから参戦しており、チームとの〝縁〟は続いていた。「今季は、クルマが一斉に新車に変わり、リセットされるシーズン。とはいえ、クルマの差がほとんどなく、ドライバーとメカニックの技術の総合力が重要。純粋なディーラーチームである神奈川トヨタでチャンピオンを獲りたい」と今季の意気込みを語った。

 一方、近藤は「プロフェッショナルシリーズは、GTやSF参戦経験のあるドライバーもいて、その中でしのぎを削る面白いレースだし、やりがいはあります。今季は優勝もしっかりしてシリーズチャンピオンを獲得したいです」と、王座獲得に闘志を見せた。

 神奈川トヨタDTECチームマスターワンは、一貫して、ディーラーチームとして参戦しており、まさに手探りで始まった1年目は、1戦もリタイヤすることなく全戦完走。2年目からは2台体制で参戦し、細やかなアップデートを積み重ね、ダブル表彰台を獲得し、念願の初優勝を飾った。3年目は近藤がシリーズランキング3位に入り、4年目(昨年)はシリーズ第6戦、特別戦(ガズーフェスティバル)、6時間耐久(グッドイヤーヴィッツ&86/BRZドリームカップ2016)の3戦で優勝を飾り、今季の躍進に弾みをつけた。

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