ホンダは、3月11日から13日まで東京ビッグサイトで開催される「第6回国際自動車通信技術展」において、人とクルマと社会をつなぎ、思いやりあるモビリティ社会の実現に向けたホンダ独自のテレマティクス技術の展示や、防災・減災に繋がる取り組みを紹介する。

 【主な展示物およびデモンストレーション】

●Wi-Fiを活用したリアルタイム通信システム「V2X」

 ホンダは高性能車載通信機「V2Xユニット」を新開発し、Wi-Fi通信のみでクルマと社会インフラと、専用スマートフォンアプリを持った歩行者が互いにつながる技術を確立。平常時には、互いに一歩先の行動をやりとりすることで余裕をもった行動につながる。また災害発生時には、携帯電話網などの公衆回線がダウンした状況下でもお互いがWi-Fiでつながり、避難情報などの重要な情報を伝達させることが可能。会場では、V2Xユニットを活用したサービス（マルチメディア放送波との連携）の紹介とともに、試乗デモンストレーションを実施する。

 ●Hondaテレマティクスによる防災・減災への取り組み

 ホンダは2003年からはじめたフローティングカーデータの活用を災害発生時にも広げ、防災・減災の取り組みを続けてきました。2011年の東日本大震災発生時の通行実績情報の公開や、ソーシャルマップ「SAFETY MAP」※1・ホワイトアウト予測情報※2など、ユーザーや外部機関との取り組みを紹介する。

※1インターナビから収集した急ブレーキ多発地点データと、交通事故情報および地域住民などから投稿される危険スポット情報を地図上に掲載し、地域の安全活動に活用できることを目的としたソーシャルマップ。

※2吹雪による視界不良情報を車載ナビゲーションやスマートフォンアプリに配信するサービス。