カーアンドレジャーニュース > 首都高速中央環状線ついに全線開通
2015/03/20
首都高速中央環状線ついに全線開通
matsuguma
首都高速中央環状線山手トンネル(高速湾岸線~高速3号渋谷線)が3月7日16時に開通し、首都高速中央環状線(大井JCT~葛西JCT間、総距離47㎞)が全線開通した。
この開通により、中央環状線が大井ジャンクションで湾岸線につながり、関越道・東北道方面から羽田空港へのアクセスが良くなり、新宿~羽田空港間の所要時間が現在の約40分から約20分へと半分に短縮された。湾岸線を利用して横浜方面へ、さらに湾岸線~アクアラインを経由して千葉方面へのアクセスも向上した。
また、都心に集中する通過車両が分散することから、都心環状線を筆頭とする渋滞が減少し、中央環状線内側の1日当たりの渋滞・混雑量が開通前と比べ、約4割減少すると見込まれている。
さらに、物流関係に福音をもたらしてくれる。湾岸エリアの国際貿易港である東京港、川崎港、横浜港、千葉港から発着する国際標準コンテナは、中央環状線を経由することで一般道を通らずに東名高速や中央道などへ輸送が可能となり、効率的な物流ネットワークが実現し、国際競争力の強化に繋がることが期待されている。
同日、9時から山手トンネル内(東京都品川区)の特設会場で、舛添要一都知事をはじめ、太田昭宏国土交通大臣や高島なおき東京都議会議長など関係者300人が出席した記念式典が行なわれ、舛添都知事は「もう一つの環状道路、外環道は何とか2020年のオリンピック前に整備を終え、渋滞のない世界で初めての大都会を実現したい」と述べ、今後も交通ネットワーク整備に積極的に取り組む考えを示した。
Facebookで更新情報をチェック!