日産自動車横浜工場からJ-オイルミルズ横浜工場への蒸気供給について
matsuguma
日産と株式会社J-オイルミルズ(社長:楳田純和、以下「J-オイルミルズ」)と、東京ガスの100%出資子会社である株式会社エネルギーアドバンス(社長:圓角健一、以下「エネルギーアドバンス」は3月19日、日産自動車横浜工場に設置するコージェネレーションシステム(以下「コージェネ」)の廃熱を回収してつくった蒸気を、J-オイルミルズ横浜工場に供給する契約を締結し、蒸気・給水配管の建設に着工した。
業種が異なり、かつ敷地も異なる企業の工場間では、蒸気を融通することでコージェネの効率を向上し、省エネとCO2削減を実現する取組みは、東京ガス管内では初となる。
日産自動車横浜工場は、エネルギーアドバンスと2006年にエネルギーサービス※1契約を締結し、日産自動車横浜工場3地区内にエネルギーアドバンスが設置したコージェネから、電力と蒸気の供給をうけている。
今回、日産自動車横浜工場3地区内にコージェネを追加設置するにあたり、日産が必要な電力負荷に合わせて容量を選定すると、発電に伴う廃熱を回収してつくった蒸気を使いきれず、コージェネの効率的な運用が望めないという課題があった。
しかし今回、追加設置したコージェネの蒸気を、熱需要の大きいJ-オイルミルズへ供給することで、コージェネの効率を最大化することを可能にし、同時に分散型エネルギーシステムの面的利用による省エネとCO2削減を実現した。
今回の蒸気融通により、約3%の省エネルギー(原油換算1,400kL/年)※3、約6%のCO2排出量の削減(5,700t- CO2/年)を図ることができる。
※1:エネルギーサービス事業者が、お客さまの敷地内にコージェネなどの設備を設置・所有し、長期的なメンテナンスを行うことで、お客さまが必要とするユーティリティを効率よく供給するサービス。
Facebookで更新情報をチェック!