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2015/03/27

第6回国際自動車通信技術展開催

matsuguma
カーアンドレジャーニュース

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 自動車関連業界やIT関連業界などの情報交流の場を創ることを目的としたコンベンション「第6回国際自動車通信技術展」が3月11日から13日まで、東京ビッグサイトで開催された(主催・国際自動車通信技術委員会)。また同会場では、国内で唯一の自動車アフターマーケット専門の見本市、第13回国際オートアフターマーケットEXPO2015も同時開催され、3日間で延べ3万0056人が来場した(両展示会合計)。

 両展示会には国内外の199の自動車メーカーやIT関連、車体整備事業などの企業・団体が出展。このうち、国際自動車通信技術展にはトヨタ、ホンダ、マツダ、富士重工の国内自動車メーカーをはじめメルセデス・ベンツ日本、アウディジャパンなどのインポーター計7社が出展し、各社のテレマティクス技術の商品説明やデモンストレーション、屋外展示スペースでの試乗体験などが行なわれた。

 中でも、ホンダは新開発の高性能車載通信機「V2Xユニット」を出展。この通信機はWi-Fi通信のみでクルマと社会インフラ、専用スマートフォンアプリを持った歩行者が互いにつながり、細かい情報のやり取りが行なえる。具体例として、運転中に急カーブの先の渋滞が見えず気づかない場合でも、すれ違った対向車が渋滞の存在を伝えることが可能になる。また、交差点で歩行者が道路を横断したい時にメッセージを送信することで、周囲のクルマに存在をアピールし、安心して横断ができるなど、お互いに一歩先の行動をやりとりすることで余裕を持った行動につながる。また災害発生時、携帯電話網などの公衆回線がダウンした状況下でもお互いがWi-Fiでつながり、避難状況などの重要な情報を伝達させることができるという。

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