ジャガー、新型スポーツサルーンXEの受注を開始
osaki
ジャガー・ランドローバー・ジャパンは6月2日、新型スポーツセダン「XE」の受注開始を発表した。同車はジャガーの新たなエントリーモデルに位置付けられ、アルミニウムを多用した軽量かつ高い剛性を持つモノコックボディ、後輪駆動とスポーティなハンドリング特性、ラグジュアリーなインテリアが特長。日本に導入されるのはガソリン仕様が4モデル、ディーゼル仕様が3モデルの計7モデルで、9月以降にガソリン車から順次納車される予定だ。
■ダイナミックで流線型のジャガー・デザイン
XEはジャガーの独特の流線型のデザインが踏襲され、EタイプやFタイプのようなクーペフォルムを持ち、その見た目はほぼ4ドアのFタイプと言える。筋肉質な「パワーバルジ」と呼ばれるボンネットやJブレード型のLEDライトは、ひと目でジャガーとわかる意匠。リヤのセクションは、オーバーハング下部に張り出しを持たせ、水平ラインに半円形のアクセントを組み合わせたテールランプのデザインはFタイプから受け継いだもので、スポーティな走りを予感させ、止まっている時でも躍動感を与えている。
インテリアはダッシュボードからドアへ流れるラインを採用し、ドライバーを包み込むコクピットのような作りになっている。シフトはダイヤルクラフターを採用し、ステアリングはFタイプと同様とした。エクステリアは全18色から選べるカラーバリエーション、使用素材や室内照明についても多くのラインナップがあり、好みによって選択することが可能。内外装ともクラスレスな質感の高さとスポーティさを兼ねそろえた仕上がりになっている。
■新開発されたシャシーとエンジンに裏打ちされた高い走行性能
新開発されたシャシーは航空宇宙産業からの技術を採用して製造されたアルミニウムを多く採用しており(重量比で75%)、耐久性を損なうことなく剛性を従来モデルのXFに対して20%アップした。スチール素材も部分的には使っており、これにより前後重量配分を理想的な50:50を実現した。
ガソリン仕様の「XEピュア」と「XEプレステージ」には、高効率と低燃費を追求した2.0ℓ直列4気筒直噴ターボ(最高出力200PS/最大トルク320Nm)を搭載。「XEポートフォリオ」には240PS/340Nmに出力が向上された同じエンジンが搭載される。「XES」には、3・0ℓV型6気筒直噴スーパーチャージャー(340PS/450Nm)が採用され、0~100km/h加速は5・1秒を誇る。
ディーゼル仕様には全グレードに、ジャガー・ランドローバーが設計から生産まで行なうインジニウムと呼ばれる新型の2・0ℓ直列4気筒直噴ディーゼルターボエンジン(最高出力180PS/最大トルク430Nm※欧州仕様値)を搭載。これにトランスミッションは全てに8速ATが組み合わされる。
加えて、リヤに搭載されたインテグラルリンク式のサスペンションや速度感応式の電動パワーステアリングなどもXEの特長で、スポーティなハンドリングはもちろん、しなやかで洗練された乗り心地と快適性をもたらしている。
■充実の先進安全装備がドライバーをサポート
アダプティブクルーズコントロールや衝突を回避・軽減する自動緊急ブレーキ、車線逸脱の際にステアリングを振動させて警告するレーンデパーチャーウォーニングを搭載。さらに、ジャガー独自の滑りやすい路面でもステアリング操作のみで設定速度(3.6㎞/h~30㎞/h)で走行できるオールサーフェイスプログレスコントロールを標準装備。さまざまな天候下でのトラクション低下に対応し、ドライバーがハンドル操作に集中できるようサポートする。また、ブレーキとアクセル操作だけで縦列・並列駐車および出庫を自動で行うパークアシストもオプションで用意された。
■錦織選手とドライブを擬似体験できる「ジャガー・バーチャル・ドライブ」
ジャガー・バーチャル・ドライブは、ヘッドマウントディスプレイを活用したバーチャル試乗体験システムで、同社のアンバサダーを務める錦織圭選手が運転するXEの助手席でドライブを擬似体験できるもの。順次全国のジャガー正規ディーラーに配備される。顔の向きや傾きを検地し、映像の視線を追従するヘッドトラッキング機能により、ドライブしているような感覚を体験することが可能となっている。運転中の錦織選手がXEの魅力を語り、ドライブを楽しむ様子やジャガーを愛する錦織選手のコメントが見所になっている。l(バーチャルドライブ以外の掲載画像は欧州仕様のもの)
【希望小売価格】
[XE 2・0]▽ピュア=477万円▽プレステージ=515万円[XE 2・5]▽ポートフォリオ=642万円[XE 3・0]▽S=769万円[XE 2・0 ディーゼル]▽ピュア=497万円▽プレステージ=535万円▽R‐スポーツ=549万円
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