フォルクスワーゲン「ゴルフ オールトラック」を新発売
osaki
フォルクスワーゲン グループ ジャパン (VGJ)は、コンパクトカー「ゴルフ」シリーズでは初めてとなる、本格的なクロスオーバー4WD(四輪駆動)ステーションワゴン、「Golf Alltrack(ゴルフ オールトラック)」を発売した。
ゴルフ オールトラックのベースとなるモデルは、2014 年1 月から国内販売を始めたゴルフ ヴァリアント。ゴルフ オールトラックにも優れた積載力(605ℓ~1,620ℓ)と幅広い用途に対応できる使い勝手などがそのまま生かされている。そのほかの特徴として挙げられるのは、車名のオールトラックが示すとおり、オンロードからラフロードまでのあらゆる路面状況下でも、高い信頼性と快適な走破性を提供するフォルクスワーゲンが誇る独自の四輪駆動システム「4MOTION」だ。
◇ 力強さと都会的洗練を兼ね備えたエクステリアとインテリアデザイン
ゴルフ オールトラックは、クロスオーバー4WD モデルであることを強調するさまざまなアイテムを専用装備している。前後の専用バンパーには、クローム装飾をアクセントに用い、さらに、左右ドアの下部には黒いサイドシルとホイールアーチを取り囲むように、同じく黒いホイールハウス エクステンションなどを装着。さらに、ベースモデルのと比べ、25mm 高くなった車高との視覚的な相乗効果によって、とてもパワフルでタフなイメージの外観に仕上がっている。また、スタイリングの重要な決め手とも言える足元も、205/55R17 のタイヤと7JX17 インチの専用アルミホイールを採用することで、アウト
ドア的な雰囲気だけでなく、都会の背景にも映える洗練された存在感も同時に醸し出している。
インテリアも同様に、専用デコラティブパネル、ドアシルプレート、シートバックにオールトラックのロゴが入った専用のファブリックシートを採用するなど、専用アイテムを数多く採用することで、ノーマルのゴルフ ヴァリアントとは一線を画す、クロスオーバーモデル特有の雰囲気を強調している。
◇ 「ゴルフ」シリーズ初の1.8ℓ TSI エンジンと 6 速DSG トランスミッション
搭載するエンジンは、「Golf」シリーズでは初めてとなる1.8ℓ TSI。この最新のパワーユニットの最高出力は132kW(180PS)で、280Nm(28.6kgm)の最大トルクは、アイドリング直後の1350 から4500rpm までの幅広い回転域で得られる。そして、このエンジンに組み合わされるギアボックスは湿式多板クラッチ式の6 速DSG で、オンロードはもちろんのこと、粘り強い走りが求められる
ラフロードでも、「Golf Alltrack」のクロスオーバー4WD モデルとしての卓越したドライバビリティを如何なく発揮する。
◇ オールマイティな走りを支える専用サスペンションと最新の四輪駆動システム「4MOTION」
本格的なクロスオーバー4WD モデルとして、ラフロード走行での高い走破性も考慮した専用サスペンションを全車に標準装着。これにより、最低地上高がゴルフ ヴァリアントに比べ25mm 高くなり、ラフロード走破性がさらに高くなった。これに、フォルクスワーゲン独自のフルタイム四輪駆動システムで最新(第5)世代のハルデックスカップリングを採用した「4MOTION」を組み合わせることで、ラフロードでもつねに優れた走行性能を実現する。
最新世代の「ハルデックス5」カップリングは、前後アクスル間のトルクを配分し、車両の瞬間的な運転状況を把握するためのプロアクティブな制御システムを採用。システムは、車輪がスリップを始める前から反応して、あらゆる条件下でトラクションのロスを最小化する。エンジンの負荷が比較的小さい、あるいはアクセル オフで空走(コースティング)するような状況では、リヤアクスルを駆動系から切り離し、フロントアクスルだけに駆動力を伝え、無駄な燃料消費を削減。そして必要に応じて、コンマ秒単位の素早い制御でリヤアクスルに相応の駆動力を配分する。電子制御油圧式オイルポンプで作動制御する最新式のハルデックスカップリングが、こうした細密な駆動力の分配を司っている。コントロールユニットが、つねにリヤアクスルに必要な駆動トルクを計算して、オイルポンプを作動させる
ことで、マルチプレート カップリングの接続頻度を制御している。状況によっては、駆動トルクのほぼ100%をリヤアクスルに伝えることも可能だ。一方、前後アクスルの横方向のトルク配分については、
標準装備のESP(エレクトロニック・スタビリゼーション・プログラム)機能のひとつであるEDS(エレクトロニック ディファレンシャルロック)が働いて、実質的に制御。さらに、同車の前後アクスルにはXDS も装着しており、タイトコーナーを高速で走り抜けるような場合、必要に応じてブレーキに介入し、ステアリングの反応を適正化する。
◇ 本格的なラフロード性能
ドライビングプロファイル機能には、通常の「ノーマル」、「エコ」、「スポーツ」、「カスタム」に加え、専用開発した「オフロード」モードを追加。このモードを選択すると、下記のようなアシスタンス システムをラフロード走行用プログラムに変更して、より安全なラフロード走行を提供する。
価格は347万円~367万円。
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