新パワートレインを搭載 シトロエン・C4を発売
osaki
プジョーシトロエンジャポンは8月25日、5ドアハッチバックのC4をフェイスリフトし、新開発エンジンを搭載したと発表した(発売は9月11日から)。
■次世代ピュアテックエンジン
新開発エンジンは、コンパクトモデルC3に搭載された3気筒1・2㍑エンジンをベースに、最新の直噴システムとターボを装着したもの。高い動力性能(最高出力130PS、最大トルク230Nm)と、環境性能(JC08モード燃費16・3㎞/㍑)を兼ね備えた次世代ユニットだ。
直噴システムは、1気筒あたり五つの噴射口を持つインジェクターから、200バールまで高められた燃料をスパークプラグ付近に噴射することで、高効率の燃焼を実現した。さらにターボにより最高出力は60%、最大トルクで95%という大幅な性能向上を果たした(NAエンジン比)。このエンジンはピュアテックと呼ばれ、今年6月にはインターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤー(1・2㍑~1・4㍑部門)を受賞した。
新ユニットに組み合わされるトランスミッションは定評のあるEAT6(6速AT)。ギヤレシオをハイギヤード化することで、同一速度域でのエンジン回転数を下げ、新開発のクラッチによりロックアップ領域を拡大し、トルクコンバーターのスリップロスを低減させた。低速域でのニュートラルコントロールを最適化するなど、スムーズで省燃費、静粛性を高めた。さらに、アイドリングストップ機能の搭載や約30㎏の軽量化が燃費向上に寄与している。
■より個性的な顔立ちに
ヘッドライト、リヤコンビネーションランプまわりがリファイされた。
シャープなデザインのヘッドライトは、ハロゲンヘッドライトにLEDライトを組み込んだもの。このLEDライトはエンジン始動とともに白色に点灯し、ウィンカーと連動して点灯する。
リヤコンビランプは、シトロエン独自の3Dライトが採用され、多数のLEDを使用することで奥行きを持つ立体感のある視覚効果を生み出し、シトロエンの個性を際立たせている。
■充実の装備
グレード構成も変更され、エントリーグレードのセダクションと、上級グレードのセダクションアップグレードパッケージ(以下、UP)の2グレードとなった。
UPは、エントリーグレードより20万円アップとしながらも、大型パノラミックガラスルーフをはじめスマート・キー&エンジンスタートボタン、新デザイン17インチアロイホイール、ブライドスポットモニター、フロントソナーなどが標準装備され、快適性や利便性、安全性を高める装備類が充実している。
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【希望小売価格】セダクション=276万円▽セダクションアップグレードパッケージ=296万円
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