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2015/10/01
「2015年度グッドデザイン賞」発表
matsuguma
公益財団法人日本デザイン振興会(会長:川上元美)は9月29日、主催事業であるグッドデザイン賞の2015年度受賞結果を発表した。昨年を上回る3658件の応募の中から1337件の受賞(受賞企業数909社)が決定した。このほか、10年以上にわたって生産と販売が続けられ、ユーザーから高い支持を得ている商品に送られるロングライフデザイン賞は、33件が受賞した(受賞企業数28社)。
本年度のグッドデザイン賞は、商品や建築、ソフトウェア、各種取り組みなどのデザイン性を対象に6月から9月にかけて審査を実施。独自性、提案性、審美性、完成度などの点で評価されたデザインが選出された。
自動車関連では、トヨタ・FCVミライやマツダ・ロードスターなどが受賞した。審査委員会は、「機器の冷却のために必要なフロントの大容量エアインテークは、今後の燃料電池車のシンボルとなり得る可能性を感じた。また、他業界と共同でインフラ構築を積極的に進めるなど、本気で水素社会を構築していこうという姿勢も評価に含めた」とコメントし、統括的に評価した。
マツダ・ロードスターについては、「インテリアはマツダブランドとしての共通性を持たせつつ、手足をまっすぐに伸ばしたドライビングポジション、座ったまま開け閉めできるソフトトップなど、スポーツカーに求められる機能性を高度に追求したものとなっている」と、完成度の高さを評価した。
1957年に創設されたグッドデザイン賞は、幅広い分野から“よいデザイン”を選び、顕彰することで社会全体の活性化につなげることを目的とした総合的なデザインの推奨制度。創設から58年間で受賞数は4万2000件に上る。
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