トヨタ・クラウンをマイナーチェンジ
osaki
トヨタは10月1日、クラウンのアスリートシリーズとロイヤルシリーズのマイナーチェンジを行なうとともに、マジェスタを一部改良し発売した。アスリート/ロイヤルは内外装デザインを変更するとともに、世界初の先進安全装備を採用。さらに、アスリートには2・0㍑直噴ターボエンジンが新たに搭載されたほか、全12色の外板色と3色の専用内装色を組み合わせ、自分だけの色を選ぶ歓びも提供する。
●上品な美しさとスポーティさが際立つデザイン
ロイヤルは、フロントバンパーに厚みを持たせながらロアグリルがさらに低い位置となり、グリル横の立体感も際立たせ、押し出し感や上質感、低重心のイメージを一段と強めた。インテリアは、立体感のある細かな木目調をベースにした格子柄パネルを採用。ブラック×ブラウンアクセントの内装色を新たに設定し、内装の質感を向上させた。
スポーティなアスリートは、見る角度で表情を変える立体メッシュ形状のフロントグリルを採用し、グリル枠をバンパー下端のラインまで伸ばすことで、ワイド&ローの構えが強調。ひとつの光源でロービームとハイビームの切り替えが可能なバイビームLEDヘッドランプや、デイライト機能付きの面発光LEDクリアランスランプが精悍さをもたらしている。
インテリアには、工芸品のような透明感と深みを表現したメノウ積層柄加飾パネルを採用。新たにラインナップされるターボエンジン搭載車にはブルー系の専用内装色「プルシア」を設定し、スポーティさを演出する。
また、アスリートには標準のカラーバリエーションに加え、自分だけの特別なクラウンを選べる「ジャパンカラーセレクションパッケージ」をメーカーパッケージオプションで用意。澄み切った青空を表現する天空(ソラ)、夕暮れのような茜色(アカネイロ)など「時の移り変わりを表す日本の色」をコンセプトとした12色の外板色と、3色の内装色(白、黒、こがね)から自由な組み合わせが可能になっている。
●2・0㍑ターボエンジンを追加
パワーユニットは、従来からのハイブリッド(直列4気筒2・5㍑エンジン+モーター)と、ガソリンのV型6気筒3・5㍑(アスリートのみ)と2・5㍑に加え、直列4気筒2・0㍑直噴ターボエンジン(8AR‐FTS型)が加わった(アスリートのみ)。この新エンジンは、V型6気筒2・5㍑ノンターボエンジンを上回る最高出力235PS、最大トルク350Nmを発揮し、爽快な走りを実現。8速ATと組み合わせ、アイドリングストップ機能を採用によりJC08モード燃費13・4㎞/㍑とし、クラウンシリーズ・ガソリンエンジン車の最高燃費を達成した。
加えて、構造用接着剤の採用と、90カ所以上に及ぶスポット溶接の増し打ちによるボディ接合部の剛性強化や、サスペンションのチューニングを最適化。これにより、操舵時の応答性やコーナリング中のグリップ感、乗り心地のさらなる質感が図られた。
●世界初、ITSコネクトを採用
世界初の運転支援システムとして、ITS専用周波数(760MHz)を活用した「ITSコネクト」が採用された。車載のセンサーでは捉えきれない情報や信号などの情報を、道路に設置されたインフラ設備とクルマ、またはクルマ同士の直接通信によりドライバーに知らせるシステム。具体的には、右折時や赤信号の注意喚起、通信利用型レーダークルーズコントロール、緊急車両の存在を通知するなどの機能を持つ。さらに、確認しにくい後側方を走る他車の存在を知らせるブラインドスポットモニター、車庫入れや縦列駐車の際、車両がハンドル操作をアシストするインテリジェントパーキングアシストもオプション設定された。
マジェスタにもこのITSコネクトが採用されたほか、前後サスペンションの最適化などが実施された。
【希望小売価格】
アスリート=(2・0㍑)388万円~533万円(2・5㍑)400万7000円~546万7000円(3・5㍑)524万円~610万円(HV)431万円~598万6000円▽ロイヤル=(2・5㍑)373万円~537万7000円(HV)431万~590万6000円▽マジェスタ=633万円~695万円
【希望小売価格】
アスリート=(2・0㍑)388万円~533万円(2・5㍑)400万7000円~546万7000円(3・5㍑)524万円~610万円(HV)431万円~598万6000円▽ロイヤル=(2・5㍑)373万円~537万7000円(HV)431万~590万6000円▽マジェスタ=633万円~695万円
Facebookで更新情報をチェック!