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2015/10/22

最先端のIT・エレクトロニクス総合展「CEATEC JAPAN2015」開催

matsuguma
カーアンドレジャーニュース

 最先端IT・エレクトロニクス総合展「CEATEC JAPAN2015」が、107日から10日まで幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催された。16回目の開催となる今年は、「NEXT―夢を力に、未来への挑戦」をテーマに国内外を含む531の企業・団体が出展した。来場者数は4日間の開催で13万3048人を数え、期間が一日多かった昨年に比べ1日平均の来場者数を上回る盛況であった。

 CEATEC JAPAN2015は、世界最先端の技術・製品・サービスを提供する企業が一堂に会し、国内外の業界関係者をはじめ、幅広いユーザーに情報を発信する総合展示会だ。会場内は、三つのテーマによって分類されており、“ライフ&ソサエティステージ”では、暮らしと社会をより豊かにする技術・製品が対象。“キーテクノロジステージ”は、世界最先端の電子部品・デバイスを紹介する。“NEXTイノベーションエリア”は、次世代モビリティ関連やロボット工学関連など、近未来のイノベーションを提案する企業ブースが並ぶエリアで、自動車業界からはホンダ、マツダが出展した。

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 ホンダブースでは、燃料電池自動車(FCV)で発電した電気を家庭用電源に変換する外部給電気「Power Exporter9000」を世界初公開した。これは、水素を化学反応させて発電するFCVから最大9kVAのAC出力を可能とし、アウトドアや災害時の非常用電源として活用できるというもの。また、太陽光と水があれば水素を製造できるSHS(スマート水素ステーション)も展示。SHSで“つくる”、FCVで“つかう”、そして電力を供給する外部給電気で“つながる”というホンダが描く近未来水素エネルギー社会の形を提案した。

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 2013年から毎年出展しているマツダブースでは、同総合展で昨年発表したヘッドライト技術「アダプティブ・LED・ヘッドライト(ALH)」や、先進安全技術「アイ・アクティブセンス」、新世代AWD「アイ・アクティブAWD」のシステムを紹介し、既存技術の訴求を図った。

このほか自動車関連では、産業向けの制御機器やシステムなどを手がける大手電気機器メーカーオムロンが、赤外線レーザーとカメラを統合し、高い認識性能で安全運転を支援する小型の車載用前方監視センサー「LiCam(ライカム)」を出展した。

 また三菱電機は、1020日発売予定のダイヤトーン・サウンドナビ「NR-MZ100PREMI」をデモカーに搭載し展示。家電用スピーカーで培ったノウハウを踏襲したことで、クルマ標準装備しているスピーカーでも臨場感のある高音質を体感できることをアピールした。また、次世代クアッドコアCPU搭載SoC「R-Car H1」を採用することで、地図画面・映像再生での美しい描画や、目的地検索時の高速レスポンスを実現した。

 

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