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2015/11/09

ボルボ、オーストラリアで世界初の対カンガルー安全テストを開始

matsuguma
カーアンドレジャーニュース

ボルボはオーストラリアにおいて、多くの経済的損出が発生する原因のひとつであるカンガルーとの衝突事故を解決するために、カンガルー検知技術の開発に着手している。

オーストラリア自動車ロードサービス(NRMA)によると、毎年2万件以上のカンガルーとの衝突事故が起きており、自動車保険の請求額は7500万豪ドルを超えており、動物との衝突事故による死者や重傷者による被害は計り知れない。

ボルボはこの問題を解決するために、レーダーとカメラ技術を使ってカンガルーを検知し、事故が差し迫った場合、自動でブレーキを作動させる独自システムを開発。オーストラリアでカンガルーとの衝突事故が多いエリアの一つであるキャンベラ近郊のタイドビンー自然保護区において、カンガルー検知の調査を実施している。

ボルボの上級セーフティエンジニアのマーティン・マグナッセン氏は「ボルボの歩行者検知機能は市街地走行に重点を置いているが、カンガルー検知の研究は高速走行時を重視している。カンガルーは非常に予測しにくい動物であり、衝突を回避するのが困難だ。しかし、我々のテクノロジーにさらなる改良を重ねることで、カンガルーを検知し、高速道路での事故を回避できると確信している」と述べた。

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