カーアンドレジャーニュース > 神奈川トヨタ自動車“ガズーレーシング86/BRZレース・プロフェッショナルシリーズ”参戦報告会を開催
2015/12/08

神奈川トヨタ自動車“ガズーレーシング86/BRZレース・プロフェッショナルシリーズ”参戦報告会を開催

matsuguma
カーアンドレジャーニュース

 神奈川トヨタ自動車(市川英治社長)は、今年も神奈川トヨタ DTEC チームマスターワンとして、トヨタ・86/スバル・BRZのワンメイクレース、ガズーレーシング86/BRZレース・プロフェッショナルシリーズ(全8戦)に参戦。チームドライバーの一人、近藤翼選手がシリーズ3位という好成績を残し15年シーズンを終了。11月18日、横浜市のホテルでスポンサー各社への参戦報告会を行なった。
 参戦3年目を迎えた同チームは、昨年に引き続きベテランの菊地靖選手と期待の若手、近藤翼選手の2台体制でシーズンをスタート。開幕で新車を製作したため、スペアマシンがあったことから第7戦以降は吉田広樹選手も参戦し、最終戦は3台体制となった。
 近藤選手は開幕戦だけ29位に沈んだものの、第2戦以降は欠場した第7戦を除き、出場全レースでポイントを獲得。しかも第3戦・富士と第5戦・オートポリス(大分県)ではともに2位と表彰台に立つ大活躍で、シリーズランキングでみごと3位につけた。


 参戦する86/BRZレースは、ナンバー付きの車両で争われる同一車種によるレースで、大幅な改造が禁止されている。それだけ車両の性能が拮抗しており、ベテランレーサーでも前走車を抜くのは至難の業。「予選で上位を取ることが重要。スリップストリームは使えるが、リミッターが効く(菊地選手)」、またスーパー耐久レースの参戦経験を持ち、最終戦では9台を抜き、みごと入賞を果たした吉田選手も「自信をなくすくらいむずかしいレース」と口を揃える。それだけに、近藤選手の出場全戦でポイント獲得は大健闘といえるだろう。
 今シーズンを終え市川社長は「現在、新車市場はきびしい状況ではあるが、クルマ好きの輪を広げる活動も重要なこと。来年以降も続けたい」と、早くも2016年シーズンに目が向けられているようだ。

Facebookで更新情報をチェック!