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2016/02/11

【ジャパンンキャンピングカーショー2016特集】バンテック・ジルシリーズ

osaki
カーアンドレジャーニュース

昨年5世代目にフルモデルチェンジした「ZIL(ジル)」を筆頭に、豊富なキャブコンラインアップを製造・販売するバンテック。こだわりあるクルマづくりはもちろんのこと、RVサイトなどのインフラ整備、キャンピングカーの認知向上といった企業活動のほか、ユーザーへのアフターサービスにも力を入れているメーカーだ。今回の「ジャパンキャンピングカーショー2016」では、ジルシリーズのニューモデル「ジル520クルーズ」、上質な室内空間を実現した軽キャンパー「ルネッタ」が初出展される。ライトキャンパーからベテランユーザーまで注目を集めそうだ。

 

■ジルシリーズ


1997年の登場からシリーズ累計3500台を超える販売を記録し、日本のキャブコンで販売台数トップを走り続ける「ジル」シリーズ。昨年2月のジャパンキャンピングカーショーで初披露された新型「ジル」、10月に発表された「ジル520」に続き、今回のジャパンキャンピングカーショーでは、ジルシリーズの最高峰モデル「ジル520クルーズ」がデビューし、新生ジルシリーズの主力モデルが勢ぞろいした。

 

●バンテック=ジルの代名詞的モデル

“ジルを超えるのはジルだけ”のキャッチフレーズとともに、昨年2月に5世代目へフルモデルチェンジしたのがジルシリーズのスタンダードモデルのジルだ。基本レイアウトは初代から受け継がれたものを踏襲しながら、全長を先代の4990㎜から5160㎜へと延長、さらに室内空間は「光」をテーマにさらなるブラッシュアップが行なわれるなど、伝統と革新が融合したモデルになった。

室内レイアウトは、L型ソファと前向き2名着座のシートで構成された広いダイネットを前部に配置。また、通常の対面状態からサイドシートの背もたれを床面にセットすると、ダイニングが掘りごたつ風になるレイアウトも面白い。加えて、以前から要望のあったサードシートのリクライニング機能が追加し利便性を向上。初代からの基本コンセプトはそのままに、さらなる改良が施されている。

 

室内の照明には、光が拡散して見える特殊な表面のレンズを持つLEDを採用。暖色系の色調は色温度を統一することで、影の出方や淡い色合いを絶妙に表現している。間接照明も車内のいたるところに配され、わが家のような居心地の良さを与えてくれる。

就寝時は、運転席上部のスライド式バンクベッドを使用すれば、ダイネットはそのままにした状態で3名就寝でき、ダイネットを展開してフロアベッドにすればプラス2名が就寝できる。後部のギャレーは大きなシンクと2口コンロを持つ本格的なもので、90ℓ冷蔵庫と合わせて本格的な料理もできる。光によって落ち着いた雰囲気を醸し出すマルチルームは、カセット式トイレと温水シャワーを標準装備。軽キャンパーやバンコンからのランクアップを考えているユーザーには最適な1台になっている。

 

●伝統のリヤ常設2段ベッドと充実の快適装備のジル520

 

ジルと同じトヨタ・カムロードをベースとする「ジル520」は、ジルと並びバンテックを代表するモデルの一つ。電力を効率良く使うデュアルソースエアコンシステムをはじめとする充実した装備や、上質な室内空間が人気を呼んでいる。

 

光によって巧みに演出するというジルのコンセプトは520にも踏襲しながら、シートカラーはジルのホワイトから一転してシックなブラックで統一。リビングスペースには開放感のある大型アクリルウィンドウを設けることで多くの自然光を採り入れ、夜は色温度に統一感を持たせた暖色系のLEDによって温かみと癒しを演出する。

 

 

レイアウトは従来からのセンターエントランスの採用により、ゆとりのあるリビングルームを実現。大型テーブルを挟んだ対座シートは座面を広めにすることで、リラックスした姿勢でも体がしっかりと収まるように工夫されている。壁面には埋め込み型のジャケットハンガー、テレビ台の下にはスマートフォンなどを充電できるUSBコンセントなどが設けられ、利便性にも配慮されている。

 

リヤには伝統の常設2段ベッドを完備。上段のベッドを跳ね上げて格納することができるので、人数にあわせてフレキシブルな使い方が可能だ。さらに、運転席上のスライド式ボードを引き出せば、大人でも3人が就寝可能なバンクベッドや、座席を展開してシートの背もたれを通路にセットすれば、リビングルームが大きな就寝スペースに様変わり。居住性を損なうことなく、使い方にあわせた自由自在なアレンジも特徴で、7名乗車と5名就寝を実現したファミリー向けのキャブコンになっている。

 

●走行性能にこだわったバンテックが誇る最高級キャブコン ジル520クルーズ

 

バンテックが誇る最高級キャブコン「ジル520クルーズ」は、バンテックオリジナルのサスペンションとスタビライザーを標準装備し、ベース車両はいすゞ・エルフの2㌧車を採用。電動サイドオーニングやソーラーパネルなど“フル装備”したハイエンドモデルだ。

 

エルフをベースにしたことにより、高い走行性能を獲得。これがクルーズ大きな特徴になっている。その足元を支えるタイヤは、1本あたり1㌧の荷重に耐えられるタイヤをリヤのダブルタイヤを含め6本を装着し、重量物を積める積載能力が確保されている。さらに、いすゞ独自のインデペンデントサスペンションと、名だたる自動車メーカーに認められたモンローのショックアブソーバーを搭載。バンテック独自のセッティングを加えた足回りはキャンピングカー独特の振動を排除し、しなやかな乗り心地はまさにクルーズの名にふさわしいものに仕上がっている。また、駆動方式は4WDを採用しているので、雪道での走行に安心だ。

 

 

内装はベースモデルのジル520から大きな変更点はなく、対面ダイネットとサイドソファを持つゆとりのあるダイネットを持ち、リヤには常設2段ベッド、フロントにはバンクベッドを配するなど居住性も高い。確かな走行性能と豪華な標準装備を搭載した欲張りなモデルだ。

 

【車両概要】(ジル)

ベース車両:トヨタ・カムロード

 

乗員定員/就寝:7名/5名

 

登録ナンバー:8

全長×全幅×全高:5160㎜×2110㎜×2940㎜

価格:773万2800円~(税込)

 

【車両概要】(ジル520)

 

ベース車両:トヨタ・カムロード

乗員定員/就寝人数:7名/5名

 

登録ナンバー:8

 

全長×全幅×全高:5160㎜×2110㎜×2940㎜

 

価格:781万9200円~(税込)

 

【車両概要】(ジル520クルーズ)

ベース車両:いすゞ・エルフ 2㌧

 

乗員定員/就寝人数:7名/5名

 

登録ナンバー:8

 

全長×全幅×全高:5190㎜×2110㎜×2980㎜

 

価格:1069万2000円~(税込)

 

 

ジャパンキャンピングカーショー2016特集 トップページ→http://www.car-l.net/dcmsadm/blog-preview/index/blogNum/1130

 

 

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