【ジャパンキャンピングカーショー2016特集】バンレボ・MRシリーズ
osaki
外観だけを見れば、ファミリー人気が高いミニバン。しかしその室内には、車中泊用の装備が詰まった話題のモデルが「MR(Minivan Revolution)」だ。トヨタのミニバン「ヴォクシー/ノア」、さらに「エスクァイア」をベース車両に架装を施し、トップグレードの「MR」、装備類を厳選したライトな仕様の「MR2」、水回りなどの装備をレスにし、さらにシンプルに仕上げた「MRS」の3タイプを用意。ベース車に設定のある燃費性能のすぐれたハイブリッドモデルや、ガソリン車なら4WDを選ぶこともできるのも特徴になっている。
MRの室内装備は、リヤの両側面にキャビネットを配し、ビルトイン電子レンジやシンク&シャワーフォーセットを装備。また、冬期の車中泊には欠かせないFFヒーターとサブバッテリーが標準装備なのもうれしい設定だ。日常での使い勝手を損なうことなく、車中泊に適して装備が厳選されている。
さらに、大人2人が足を伸ばして就寝できるベッドは、セカンドシートのリクライニング操作とレベルクッションをセットし、あとはベッドマットを敷き詰めるだけというカンタン設計。初めてのキャンピングカーというユーザーでも簡単にベッドメイクが可能になっている。
MR2は子供2名が就寝できるジュニア用のベッドマットをオプションで選べるため、家族での帰省といった際にも活用できる。また、新たにフロント席回転シートをオプション設定(全グレード)。これにより、フロントシートとセカンドシートの対面対座が可能になっている。
加えて、今年1月にはベース車両の一部改良により、先進安全装備の「トヨタセーフティセンスC」が採用された。同システムは「衝突回避支援型プリクラッシュセーフティ(PCS)」に加え、車線を逸脱した場合にブザーとディスプレイ表示でドライバーに警告を行なう「レーンディパーチャ―アラート(LDA)」、カメラで対向車のヘッドランプまたは先行車のテールランプを検知してハイビームとロービームを自動的に切り替える「オートマチックハイビーム(AHB)」から構成。エスクァイアベースは標準装備になり、ノア・ヴォクシーはオプション設定し、信頼性が向上した。
ニーズの多くは、普段はファーストカーとして日常使いができる車両で、たまに出かけるレジャーや旅行の際には、普通乗用車よりワンランク上の快適な車中泊ライフが送れるキャンパーを求める層だ。5ナンバーサイズなので、駐車スペースの問題もクリアしやすく、普通乗用車としての外装デザイン、内装や装備類の質の高さもMRシリーズの大きな魅力だ。
同シリーズは、軽キャンパーのアップサイジングユーザーにも注目されている。高速道路を使った旅行やワインディングロードでの走行は、やはりリッターカーの方が運転にゆとりがある。駐車場事情などで大きいクルマが置けない場合や、1台で何役もこなせるクルマを望むなら、MRは最適な一台となってくれる。
【車両概要】
ベース車両:トヨタ・ヴォクシー/ノア/エスクァイア
乗車定員/就寝人数:4〜5名/2名
登録ナンバー:5
全長×全幅×全高:4695㎜×1695㎜×1825㎜(4WD:1865㎜)
価格:MRS=313万2000円~▽MR2=324万円~▽MR=388万8000円~(ノア/ヴォクシー)/410万4000円〜(エスクァイア)(すべて税込)
ジャパンキャンピングカーショー2016特集 トップページ→http://www.car-l.net/dcmsadm/blog-preview/index/blogNum/1130
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