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2016/03/26

トヨタ、ニューヨーク国際オートショーにフルモデルチェンジ予定のプリウスPHVを出展

osaki
カーアンドレジャーニュース

トヨタは、米国・ニューヨークで3月23日~4月3日に開催される2016年ニューヨーク国際オートショーにおいて、フルモデルチェンジを予定しているプリウスPHVを発表した。新型車は、米国においては「プリウス プライム」の車名で、日本、欧州においては新型プリウスPHVとして、2016年秋から導入を予定している。

プリウスPHVは2012年1月、電気利用車の早期本格普及を目指し、EVモードとHVモードが切り替わることで電池残量などを気にせず安心して乗ることができる、普及に適した電気利用車として量販を開始。現在までに日本、米国、欧州を中心に、計約7万5千台を販売している。

今回モデルチェンジ予定の新型車は、PHVがHVに次ぐ次世代環境車の柱として広く普及するべく、EV走行換算距離(EV走行距離)の大幅拡大や先進的なデザインの採用など、PHVに求められる要望に一つ一つ応えることで、電気を活用した新しいカーライフスタイルを提案できるクルマを目指し、開発した。

具体的には、外観においては4代目プリウスをベースとしながら、より先進的でエモーショナルな造形を目指し、フロント、リヤにオリジナルデザインを採用。トヨタ初となるCFRP製バックドアによって、軽量化とガラスエリア拡大による良好な後方視認性を実現するとともに、新形状ガラス「ダブルバブルバックドアウインドウ」を採用することで、個性ある造形としながら空力性能にも貢献している。ヘッドランプには、薄く、小型にデザインした4眼のLEDプロジェクターを採用し、低い位置に配置することで先進感を表現。リヤオーバーハングをプリウスに対し80mm延長し、より伸びやかなサイドシルエットを創出している。

また、プラグインハイブリッドシステムにおいては、電池容量を拡大することで、EV走行距離を60km以上と大幅に延長。エンジンと動力分割機構の間に新たにワンウェイクラッチを採用することで、従来のハイブリッドシステムでは発電機としてのみ使用していたモーターを、走行用モーターとしても利用するデュアルモータードライブシステムを搭載。従来の走行用モーターと合わせ、二つのモーターで走行することを可能とし、EVモード走行時の力強い走りを実現するとともに、日常使用時のモーター走行領域を拡大した。

あわせて、装備においても世界初のガスインジェクション機能付ヒートポンプオートエアコンや、11.6インチ大型ディスプレイを備えたナビゲーションシステムを採用し、運転中の快適性や利便性を追求するなど、多数の先進技術を織り込んだ仕様としている。

さらに、プラグインハイブリッド独自の充電システムは、従来の家庭用電源からの充電に加え、充電ステーションでの急速充電にも対応(日本仕様のみ)。さらに、ソーラーパネルで発電した電気を駆動用バッテリーに充電する、世界初のソーラー充電システムを備え、より利便性を高めている(日本、欧州仕様のみ)。

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