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2016/03/28

スバル 新型「インプレッサ」をニューヨーク国際自動車ショーにて世界初公開

osaki
カーアンドレジャーニュース

富士重工業は、米国ニューヨークにて開催中の2016年ニューヨーク国際自動車ショーにおいて、新型「インプレッサ」(北米仕様車)を世界初公開した。

5代目となる新型インプレッサは、富士重工業が中期経営ビジョン「際立とう2020」において次世代モデルの第1弾として位置づける戦略車となる。

新型インプレッサの開発に合わせて全面刷新したプラットフォーム“SUBARU GLOBAL PLATFORM”を採用することにより、ボディ・シャシーの剛性や強度等を大幅に向上。世界トップクラスの衝突安全性能・危険回避性能や、ドライバーの意志に忠実なハンドリング・快適な乗り心地を飛躍的に進化させた。

この新プラットフォームに、新開発となる2.0L水平対向直噴エンジンを核としたシンメトリカルAWDシステムや運転支援システム「アイサイト」等の独自のコア技術を搭載することで「安心と愉しさ」を進化させ、新型インプレッサを次世代スバルの幕開けにふさわしいモデルとして仕上げた。

さらに、量産車として初めて新デザインフィロソフィー“DYNAMIC × SOLID”を全面採用すると共に、内外装細部の仕上げにまでこだわることで、スバルの次世代Cセグメントを担うモデルとして、クラスを超えた質感を提供する。北米向け新型インプレッサの生産地については、従来の日本から米国に変更し、2016年内の生産開始を予定している。

エクステリアは、フロントフェイスについては、「ワイド&ロー」スタンスにより、スバルならではのスポーティな印象を与えるとともに、スバルらしさの象徴であるヘキサゴングリルからシャープなホークアイヘッドランプまでを一体感を持って立体的に構築。フロントからサイドを経由してリヤまで繋がり、各部のデザインが一つの塊となる起点としての役割をフロントフェイスが果たす。サイドシルエットは、フロントフェンダーからドアパネル・リヤショルダーまでを繋ぐ抑揚豊かなキャラクターラインとリヤに向けて跳ね上がるドアパネル下部のキャラクターラインにより、ソリッドなボディ表面に躍動感を持たせた。力強く張り出すフェンダーフレアーはスバルAWDがもたらす信頼感を表現する。

リヤビューは、フロントと同様に、ヘッドランプと共通のモチーフを持ち、かつワイドなリヤコンビネーションランプが表現する、「ワイド&ロー」スタンスで表現。セダンについては、絞り込んだキャビンからトランクリッドに至るまでの流麗なシルエットによりスポーティな印象を付加しました。5ドアについては、絞り込んだキャビンとリヤコンビネーションランプ上まで突き抜ける力強いショルダーにより軽快かつスポーティなデザインとした。

インテリアは、スポーティかつ先進的なデザインと精緻な造り込みを融合。インストルメントパネルからドアトリムに至る連続した造形により空間の広がりと精緻な質感を表現し、より立体的な造形に刷新したシートはクラスを超えた質感をもたらしている。インストルメントパネル中央に8.0インチタッチスクリーンディスプレイを採用したインフォテインメントシステムは、Apple CarPlayやAndroid Auto等に対応する。

車体、シャシー各部剛性の大幅な向上(従来モデル比1.7~2倍)やサスペンションなど足回り機構の進化、さらなる低重心化により、ドライバーの意志に忠実な高い操舵応答性を実現。操舵時に無駄な挙動がなく、高い直進安定性と路面に吸い付くようなコーナリング性能を可能とした。フレーム構造の最適化や各部パーツの結合強化などにより、車体ねじり剛性を現行モデル比1.7倍に向上。さらに、車体の共振の分散や歪の分散により、ステアリングやフロア、シートの振動を大幅に低減した。

サスペンション取付け部の剛性を向上することで、車体側をたわませることなくサスペンションの減衰性能を十分に機能させ、よりスムーズに路面からの振動を収束。さらに、リヤスタビライザーを車体へ直接取り付けることで、車体の揺れを従来モデル比で50%低減し、快適な乗り心地を実現した。アクティブトルクベクタリングを採用し、旋回性能、操舵応答性を向上が図られた。

パワーユニットは、新型インプレッサからの新規採用となるFB型2.0L水平対向直噴エンジンを搭載。従来型自然吸気エンジン比で約80%の部品を刷新するとともに軽量化を実現することで、出力と燃費の向上を両立した。トランスミッションには改良型リニアトロニックを採用。レシオカバレッジの拡大と軽量化により、加速性能と燃費性能の向上を両立した。また、全車にオートステップ変速を採用するとともに、マニュアルモードについては7速化することで、ドライバーのイメージ通りの気持ちの良い加速感を実現している。

予防安全装備は、第三者機関からも高い評価を受けている、スバル独自の運転支援システム「アイサイト」を採用。プリクラッシュブレーキ、全車速追従機能付クルーズコントロール、車線逸脱抑制といった信頼感の高い予防安全・運転負荷軽減機能を提供する。さらに、新機能としてアイサイトのステレオカメラを活用した「ハイビームアシスト」を採用。車両前方の状況に応じて、ヘッドランプのハイビームとロービームを自動的に切り替える。また、ステアリング操作に合わせてヘッドランプ光軸を左右に動かし、コーナーや交差点で車両進行方向を照射する「ステアリング連動ヘッドランプ」も採用。インプレッサとして初となる2つのヘッドランプ制御の採用により、夜間走行時の視認性を大幅に向上させると共に、アイサイトの認識性能も高めている。

加えて、後退時自動ブレーキシステムをインプレッサとして初採用。車両後退時、リヤバンパー内部に装着したセンサーが障害物を検知し、衝突の可能性がある場合、ドライバーに注意を喚起します。ブレーキ操作などドライバーによる回避操作が無い場合、自動的にブレーキをかけ、衝突回避または衝突による被害軽減を図る。死角検知機能、後退時支援機能をインプレッサとして初採用し、全方位での予防安全性能向上を追求した。

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