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2016/05/24

「富士通フォーラム2016」 富士通テン、2019年を想定した安全運転支援サービスを公開

matsuguma
カーアンドレジャーニュース

富士通テンは5月17日、富士通が主催する最大規模のイベント「富士通フォーラム2016」において、危険通知・注意喚起システムを備えた安全運転支援サービスのデモンストレーションを披露した。
 富士通テンが出展したのは、2019年の未来を想定した“ヒトとクルマをつなぐ安全・快適な運転支援サービス”。ドライバーの視線を感知する視線センサーのほか、車両周辺をセンシングするためのカメラやミリ波センサーなどを搭載した実験車両も用意された。


 来場者が実験車両に乗り込んで行われたデモンストレーションでは、前方に設置されたディスプレイから市街地の走行動画が流れ、疑似ドライブをしている設定。ドライバーの瞳孔を感知し、走行中のドライバーの視線をディスプレイ上に赤い点で表示した。赤い点がスクリーン端に移動するとシステムがドライバーの脇見を検知し、音声で注意を促す。脇見の度合いによっては強い口調で注意されるという。


 また、車両の後方から自転車が接近してきた場合には、接近を知らせる音が自転車の方向から鳴り、ドライバーにわかりやすく注意喚起する。さらにドライバーの運転負荷状態に応じて情報通知のタイミングを変更するという配慮も備えていた。


 このほかにも富士通フォーラム2016では、最先端テクノロジーを活用した展示やデモが行われた。1万枚の画像の中から瞬時に検索した画像を表示する“高速画像検索サーバー”や、震災などの災害時に情報を共有し、現場活動を支える“総合防災情報システム”(富士通)、などさまざまな最新技術を紹介した。
 中でも注目を集めていたのが、メディエーターロボティクス“ロボピン”。内蔵されたモーターで頭・両腕などを動かし愛嬌のある仕草をしながら、クラウド上の情報から来場者におすすめのブースを音声で案内していた。

 

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