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2016/09/16

世耕経済産業大臣と自工会が懇談会を実施

osaki
カーアンドレジャーニュース

 日本自動車工業会(自工会)は9月15日、世耕弘成経済産業大臣との懇談会を実施した。懇談会では、国内新車販売の需要喚起、為替の安定・円高の回避に期待を示すとともに、自動車税制についても抜本的な見直しを求めた。自工会に対し、世耕大臣は、国の基幹産業である自動車産業発展を経産省として最大限サポートしていくと話し、車体課税の見直しや研究開発税制の充実・強化を図っていくと言及。一方で「自動車産業は地域を支える屋台骨」と話し、働き方の改革やメーカー主導による賃上げ実現を要望した。

(世耕経済産業大臣:写真中央)

 さらに、部品サプライヤーや下請け企業など、取引先との適正取引に関する自主行動計画の策定を要請。これに対し自工会の西川廣人会長は「合理的な根拠に基づいた原価低減なくして継続的な競争力向上はありえない」と述べ、年内に大筋の計画をまとめるとした。

 また、燃料電池や電気などによる次世代自動車について世耕大臣は「この分野で世界から遅れをとることは国の根幹に関わる事態だ」と話し、国としては購入補助や充電インフラの整備を支援し、メーカーには世界をリードする競争力をさらに高めていくことに期待を示した。

■東京モーターショー2017を東京ビッグサイトで開催
 懇親会の後に行なわれた自工会会長定例会見において「第45回東京モーターショー2017」を来年10月27日から11月5日まで、東京ビッグサイトで開催すると発表した。

 第45回東京モーターショーは前回に引き続き、乗用車、商用車、二輪車、カロッツェリア、車体、部品・機械器具関連製品、自動車関連サービスを含む総合ショーとして開催。好評を博した人数限定の「プレビューデー」を一般公開に先駆けて実施するなど、前回よりも魅力あるショーを目指す。

 また、モーターショー休催年にあたる本年は、東京・お台場で「東京モーターフェス2016」を10月8日~10日に開催。このイベントは「未来を体験するイベント」として、大人から子どもまで夢中になれるクルマ・バイク・商用車の新たな可能性や面白さを体験できるプログラムを多数用意する。

 【東京モーターフェス開催概要】
 日時=10月8日(土)~10日(月・祝)▽会場=メイン会場:東京臨海副都心・青海NO地区、メガウェブ会場:トヨタシティショウケース▽開催時間=メイン会場:11時~19時※試乗・展示プログラムは17時まで、メガウェブ会場:11時~20時

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