東京トヨペットは９月19日、子供向け職業体験を企画する団体「夢★らくざプロジェクト」（東京都品川区、代表者：高田亮）と協力し、同社の東雲研修センター（東京都江東区東雲）にて子供たちがカーエンジニアの職業を体験する「おしごと弟子入り道場」を開催した。

　毎年シルバーウィークの最終日に開催される同企画は、ウェブ上で募集を開始してから約１時間で定員24名を超える応募が殺到するほどの人気企画。主に小学１年生から３年生の子供たちが参加し、プロのカーエンジニアが講師となって、マンツーマンで実務を体験した。

　体験内容はタイヤ脱着をはじめ、テールランプの点検、エンジン見学、車両の下回り見学、ショールーム見学などを実施。中でも、車両の下回り見学では、リフトで車両を持ち上げて車両の下からデファレンシャルギアやタイヤが回っている仕組みを観察。普段見ることのない車両下回りに、子供たちも興奮気味であった。

　また、体験内容の中で最も体力が必要となるタイヤ脱着は、エンジニアがしっかりサポートし、スムーズに進行。工具を使ってタイヤを外し、回転させながらトレッドに異物が挟まっていないかを点検したのち、再び装着させた。体験を終えると、子供たちに修了証が手渡され、子供ははにかみながらも両手で受け取っていた。

　東京トヨペット夢づくり推進部広報グループリーダーの伊藤課長は、「これを機にクルマに興味を持ってくれたら嬉しい」と述べ、続けて「車両の下回りを見ただけでは、エンジンからタイヤへ駆動力がどう伝わっているかわからないので、次回はわかりやすい模型を用意したい」と今後への意気込みを語った。

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