ファンと歴代開発者がカローラ生誕50年を祝福 カローラ生誕50年フェスをメガウェブで開催
osaki
1966年に誕生したトヨタ・カローラが10月20日に生誕50年を迎え、これを記念した「カローラ生誕50年フェス」が10月22日、メガウェブ(東京・お台場)で開催された。また、同所では、初代カローラと、その特徴的な赤いシートカラーを再現した特別仕様車などが11月25日まで展示されるほか、初代カローラを運転しているように写真が撮れるフォトコーナーも設置されている。
会場では初代から現行カローラが一堂に揃えた歴代モデルの車両展示や、20組限定の初代カローラ同乗試乗などを実施。また、現役で活躍するカローラオーナーの愛車も並び、カローラの派生モデルの中でも未だに高い人気を誇る4代目カローラレビン(AE86)の展示は、来場者から多くの注目を集めていた。

イベントでは歴代の開発責任者などによるトークショーも開催。初代カローラの開発責任者を務めた長谷川龍雄氏は、戦時中は戦闘機の設計をしていたという経歴の持ち主で「飛行機を開発するときにチーフデザイナーが1台の重量やコストをまとめており、それをクルマの開発に取り入れ今の主査制度が生まれたと聞いている」と、11代目の開発責任者である安井慎一郎氏が紹介した。

トークショーの中での質問コーナーでは、集まったファンも気になる次期カローラに関する質問もあった。詳しいスペックなどは明らかにされなかったが、次期カローラ開発責任者の小西良樹氏は「スタイリッシュでスポーティなクルマ、気持ちのいい走りのクルマ。この二つを次のカローラに取り入れる」と話し、次期モデルの全体像を示した。このほかにも、カローラに関するクイズ大会も実施され、集まったファンとともに生誕50年を祝福した。


また、カローラはラテン語で「花の冠」を意味することからカローラが生誕50年を迎えたことを記念する「笑顔の花冠(はなかんむり)プロジェクト」が発足。歴代カローラで日本全国のカローラの販売店や、これまでカローラを生産してきた工場を巡りながらバトンの代わりに花冠をつないで、日本一周を計画している。
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