ヘッドランプはより遠くまで照らせるハイビームがデフォルトに──トヨタでは新たな交通安全啓発活動として、マチホタル計画を展開している。

　この計画は、事故防止のために暗い道でも光があふれるようにとの思いから命名されたもので、発生頻度の高い薄暮時や夜間歩行中の交通事故防止のため、より遠くを照らすことで司会を広げることができる〝ハイビーム運転〟と、歩行中にドライバーに自分の存在を知らせられる〝反射材着用〟を推奨するなど、より実効性の高い取り組みとなっている。

　独自のキャラクター〝マチホタル〟を活用し、ウェブサイトや、販売店での啓発チラシ、反射材、小冊子の配布などを通じ、有効性を広く訴求していく。

　特に、愛知県では交通死亡事故者数13年連続全国ワーストという汚名を返上すべく、名古屋地区のメディア10社が中心となり、ＡＩＣＨＩ脱ワーストというプロジェクトを展開しており、トヨタもこの趣旨氏に賛同し、このプロジェクトに参画している。マチホタル計画の啓発チラシ、反射材、小冊子などを配布するほか、愛知県内ではテレビ、ラジオ、ＣＭも行なっている。

　また、トヨタはかねてより交通事故死傷者ゼロの社会を目指して、自動車の安全を最重要課題の一つとして取り組む一方、交通安全啓発活動として安全運転講習会や、幼児やその保護者を対象とした交通安全教室などを開催している。

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