トヨタ博物館「クラシックカー・フェスティバルin神宮外苑」開催
matsuguma
トヨタ博物館(愛知県長久手市)は11月26日、秋の恒例イベントのひとつである2016トヨタ博物館 クラシックカー・フェスティバル in 神宮外苑を開催した。日米欧の各時代を象徴するクラシックカーによる、神宮外苑~銀座折り返し約11㎞のパレード走行を中心に、オーナーインタビューやゲストによるトークショー、人気投票、展示車の特設会場内走行など、長い時を経ても輝き続けるクラシックカーの美しさやサウンドを間近で楽しんだ(来場者2万9000人)。
約100台のクラシックカーが、明治神宮外苑聖徳記念絵画館前に勢ぞろい。さらに、企画展示として「見て、聴いて、感じる 突き抜けたクルマたち─'50s、'60s」をテーマに、日米欧の時代を象徴する6台──キャデラック・エルドラド ビアリッツ(米、1959年製)、モーリス・ミニ マイナー(英、同)、ダットサン・フェアレティ(日、1963年製)、トヨタ・2000GT〝スピードトライアル〟レプリカ(日、1966年製)、トヨタ・2000GT〝ボンドカー〟(日、同)──を展示した。
このうち、エルドラドはアメリカ期の黄金時代を象徴するモデル。リヤのテールフィンをはじめクロームメッキ、大出力のエンジンを搭載する。また、〝ボンドカー〟は、映画「007は二度死ぬ(67年公開)」用に作られたオープンタイプの2000GT。スクリーンを通じて、実用車の印象が強い日本車のイメージを変え、工業国として発展する日本を世界に示した。
さらに、乗車して記念撮影ができるモデルとして、エドセル・サイテーション(米、58年製)、フォード・サンダーバード(米、62年製)、フェラーリ・ディーノ246GTS(伊、73年製)の3台が用意された。
トヨタ博物館では、クラシックカーの魅力を広めるため、1989年からクラシックカー・フェスティバルを愛知で開催。2007年からは東京でも開催するようになり、今年で10周年を迎えた。オープニングセレモニーでトヨタ博物館・布垣直昭館長は「主催者の力だけではなく地元、沿道のご理解、関係官庁の協力がなければ続かなかった。何より常にイベントを盛り上げようと参加いただいたオーナーの皆さまなくしては成り立たない」と、感謝の気持ちを述べた。
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