カーアンドレジャーニュース > 第16回ソープボックスダービー日本グランプリ開催
2016/12/15

第16回ソープボックスダービー日本グランプリ開催

matsuguma
カーアンドレジャーニュース

 NPO法人の日本ソープボックスダービー(阿野安雄理事長)が主催する第16回ソープボックスダービー日本ブランプリが12月3日~4日、神奈川県横浜市中区の日本大通りで開催された。今回は36名のちびっこパイロットが出場し、優勝した城戸虎丸君(9歳)は、来年7月に米国で開催される世界大会に日本代表としての出場権が贈呈された。

 ソープボックスダービーはアメリカが発祥で子供たちがせっけんを積む木箱(ソープボックス)にタイヤをつけ、坂道を下って遊んだのが始まりとされており、いわばエンジンを持たない子ども向けカートレースとして70年以上前から続いている。

 日本では2001年から神奈川県秦野市で大会が毎年開催され、徐々に規模を拡大。横浜官庁街のメインストリート、日本大通りを会場とするのは今回で3回目。8歳~13歳の男女が参加し、公平を期すため車両と参加者の体重を合わせて81㎏の重量で統一された。

 競技は、傾斜を持つ約150mの特設コースを2日間で3回走行し、最速タイムを競う。動力源のないシンプルな車を使ったレースだが、速く走るためには車体内に体を入れ、空気抵抗を減らすほか、ステアリングで進路の微調整などのテクニックが必要となってくる。

 優勝に輝いたのは、初出場の城戸虎丸君。2位とコンマ07秒の僅差で接戦を制した。優勝インタビューで城戸君は、「追い風が来たから体を起こした」と語り、機転を効かせたテクニックで全国大会への切符を手にした。

(左から、3位の引地理子ちゃん、優勝した城戸虎丸君、2位の山本育生君)

週刊Car&レジャーについてはこちら→http://www.car-l.co.jp/

Facebookで更新情報をチェック!