トヨタ「ヴィッツ」がマイナーチェンジを実施 あわせてハイブリッドグレード追加
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トヨタ自動車は1月12日、コンパクトサイズのグローバルモデル、ヴィッツをマイナーチェンジし発売。〝通常のマイナーチェンジの枠を超えた〟大幅な改良を施すとともに、市場から要望の強い「ハイブリッド」モデルを追加した。
ハイブリッドモデルは、ハイブリッドF、ハイブリッドジュエラ、ハイブリッドU/ハイブリッドU〝スポーティパッケージ〟の4グレードがあり、エンジン、モーター、インバーターなどの制御を改良した1・5㍑エンジン+モーターのシステムを搭載。システム合計で最高出力100PSを発揮する。
駆動用のニッケル水素バッテリーを後席下に配置することで、ガソリン車と同等の居住空間、荷室を確保している。JC08モード燃費はクラストップレベルの34・4㎞/㍑を実現し、エコカー減税制度の対象としている。
エクステリアは、一段と洗練され、躍動感を高めた。フロントセクションはフロントバンパー、ロアグリル、ヘッドランプ、フォグランプカバーのデザインを変更。これによりワイド&ローの構えが強調され、よりダイナミックで低重心感が強調された。ヘッドランプには、バイビームLEDヘッドランプをオプション設定し、ライン発光のLEDクリアランスランプと相まって精悍さを強調している。
また、16インチアルミホイールとエアロパーツを装着した〝スポーティパッケージ〟が「U」「ハイブリッドU」の両グレードに設定された。
リヤセクションではバックドア、バックドアガーニッシュ、リヤコンビネーションランプ、リヤバンパー、リヤワイパーを変更した。LEDライン発光テールランプをオプションで設定するほか、ストップランプに6個のLEDを組み込み印象的なリヤビューとしている。また、ボディカラーは新規開発色、新規設定色を含む全17色とした。
インテリアでは、センタークラスターやステアリングなどの加飾箇所をブラックで統一し、グレードによってインパネオーナメントやドアトリム、シート表皮のカラーを変え洗練された内装としている。
一方、ボディまわりも改良。新構造のショックアブソーバーに加え、ボディ各部のスポット溶接増し打ちなどによりボディ剛性を向上させた。また、インストルメントパネルまわりのブレース(構造材)の板厚アップにより、優れた操縦安定性と乗り心地を両立させた。
安全性能では、すでに採用されているトヨタセーフティセンスCに加え、ヒルアシストコントロールが全車標準装備された。
なお、ヴィッツはトヨタの社内カンパニーの一つ、トヨタコンパクトカーカンパニーが担当する。同車は1999年の発売以来、欧州をはじめ約80の国と地域で販売され、累計世界販売台数は700万台を超すトヨタの基幹モデルである。
【希望小売価格】[F(1・0㍑/1・3㍑)]118万1520円~158万9760円[ジュエラ(1・0㍑/1・3㍑)]147万3120円~181万1160円[U(1・3㍑)]179万8200円~195万2640円[ハイブリッド]181万9800円~223万7760円
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