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2017/01/17

トヨタ、新型カムリ(米国仕様)を世界初披露 ダイナミックフォースエンジン+ダイレクトシフトを採用

osaki
カーアンドレジャーニュース

 アメリカ・デトロイトで開催された北米国際自動車ショーで、新型トヨタ・カムリ(米国仕様)が世界初披露された。第8世代となったカムリは、これまで培ってきた高品質や耐久性、信頼性、実用性に一層磨きをかけ、所有する・操る喜びや感動を提供することを目指して開発され、トヨタが考える理想の次世代クローバルミッドセダンを体現している。なお、国内では本年夏頃の販売を予定しており、全国のカローラ店に加えトヨペット店、ネッツ店(東京地区は東京トヨタ)で取り扱う。

 トヨタの新しいクルマづくり、TNGAによる構造改革をこれまで以上に推し進め、新型カムリはプラットフォームに加えパワートレーンユニットも一体的に開発することで、エモーショナルで美しいスタイル、意のままの走りを実現した。

 エクステリアでは、バンパーのコーナーをより立体的で大胆な構成にした「アンダープライオリティ」により、トヨタの独自のフロントマスク「キーンルック」を進化させた。スリムなアッパーグリルと大きく構えたロアグリルの対比で、低重心感とワイド感を強調させた。

 新プラットフォームにより、フードと全高を低く抑えながらも後席頭上空間を確保したロングルーフキャビンシルエットと、クォーターピラーの流麗なキャラクターラインにより、実用性とスポーティさを高次元で両立させた独創的なキャビン造形を実現した。

 インテリアはTNGA新パッケージにより、前方視界に優れた軽快でスポーティなインパネと、グローバルミッドサイズセダンにふさわしい広々とした室内空間を両立させた。

 インパネで注目されるのは、次世代インターフェイスとして①カラーヘッドアップディスプレイ、②マルチインフォメーションディスプレイ(メーター内)、③8インチオーディオビジュラルナビゲーションシステムが相互にリンクさせたこと。操作性を大幅に向上させつつ、流れるような曲線が際立つフラッシュサーフェイスの表示パネルが未来感を演出している。

 新プラットフォームにより低重心化とボディ、フロアの剛性が強化された。エンジンマウントの位置に見直しや、新型リヤサスペンションの採用により、操縦安定性と乗り心地を向上させた。

 パワートレーンは、高い走行性能と環境性能を両立させた、ダイナミックフォースエンジン(直列4気筒2・5㍑直噴)採用し、ガソリン車、ハイブリッド車ともに世界トップレベルの熱効率を達成するとともに、レスポンスやトルクを向上させることで燃費と動力性能を大幅に向上させた。

 2・5㍑ガソリン車のトランスミッションには、ダイレクトシフト8ATが採用され、世界トップレベルの伝達効率実現により、多段化、ロックアップ領域の拡大により、ドライバーの意のままに反応する走りを手に入れた。

 ハイブリッド車は、2・5㍑用THSⅡを一新。小型、軽量、低損失技術を高燃焼効率、高出力のエンジンと組み合わせることで、優れた動力性能と低燃費を実現している。

 カムリは1982年に日本で発売された。以来、トヨタのグローバルミッドサイズセダンとして10カ所の工場で生産され、100以上の国と地域で販売されている。累計販売台数は1800万台を超え、特にアメリカでは乗用車セグメントで15年連続ベストセラーモデルとなっており、ケンタッキー州の工場で年間40万台近くが生産されている。

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