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2017/01/21

VW、ティグアンがフルモデルチェンジ クラスを超えた予防安全技術、快適装備を採用

matsuguma
カーアンドレジャーニュース

 フォルクスワーゲングループジャパン(VGJ)は1月17日、コンパクトSUVのティグアンを8年ぶりにフルモデルチェンジして発売した。従来型に比べロー&ワイドになり、スタイリッシュなプロポーションを手に入れるとももに、モバイルオンラインサービスを標準装備し、SUVとして新たな価値を提供。燃費向上技術、ブルーモーションテクノロジーと1・4㍑TSIエンジンにより、燃費も従来型に比べ10%向上した。

 第2世代となったティグアンはフォルクスワーゲン(VW)の生産モジュール、MQBをSUVモデルで初めて採用。全長4・5m(従来型比7㎝増)×全幅1・84m(同3㎝増)×全高1・675m(同3・5㎝減)と、より長く、低くワイドに。燃費に有利な空力特性の改善と、全長の増加分を全てホイールベース延長に充て室内長、後席の膝まわり空間ともに拡大した。後席は前後18㎝のスライド幅を持ち、荷室の容量拡大も実現した(5名乗車時615㍑~1655㍑)。

(ホイールベース延長により室内、荷室とも広くなった)

■新時代のつながるSUVへ
 インテリアカラーはブラックを基本とし、ハイライン(グレード)では、ブラックまたはサフラノオレンジのレザーシートを用意した。従来型に比べ、バックドア開口部の位置が低くなり、荷物の積み下ろしもしやすい。助手席は背もたれをフラットに折りたためるようになり、長い荷物も積み込み可能となった。また、ハイラインとRデザインには、リヤバンパー下に足をかざすとバックドアが開き、電動で閉められるイージーオープン&イージークローズ機能がオプションで用意された。

(新設定されたサフラノオレンジのレザーシート)

 新型車にはVW純正インフォテイメントシステム、ディスカバープロや、コンポジションメディアを通じ、VWのモバイルオンラインサービス、VWカーネットを利用することが可能。全車に標準装備の三つの通信プロトコルに対応したAppコネクトを利用すれば、乗員のスマートフォンをUSB接続するだけで、スマートフォン内のアプリを楽しめる(iOS/アンドロイド共通)。さまざまなデジタルデバイスからインターネットを経由して、最新情報を入手できるようになり、これまで以上に快適なカーライフを体験できるようになった。

(VWカーネットを標準装備することでインフォテイメント機能もさらに向上)

 

■クラスを超えた先進安全技術と快適装備
 新型は3グレードですべて前輪駆動。パワーユニットは1・4㍑直噴ガソリンターボエンジン+6速DSGの組み合わせ。最高出力は150PS、最大トルク25・5㎏mを発揮する。特にトルクはアイドリング直後の1500回転から3500回転までフラットに発生することで、ストップ&ゴーが頻発する都市部ではスムーズな走りを、高速走行では伸びやかな加速でストレスのない走りを見せる。

 エンジンには気筒休止システム(ATC)、アイドリングストップ機能、そしてブレーキエネルギー回生システムを装備。これらブルーモーションテクノロジーにより、JC08モード燃費は16・3㎞/㍑と従来型比10%向上した。

 一方、安全運転支援についてはVWオールインセーフティに基づき、トップクラスの装備を多数採用している。
 アダプティブクルーズコントロール(全車速追従機能付)をはじめ駐車支援システム、アクティブボンネットシステム、ポストコリジョンプレーキシステムを全車標準装備するほか、ハイラインとRラインにはレーンキープアシストシステム、渋滞追従支援システムなどを標準装備することで半自動運転を実現。また、デジタルメータークラスターも採用、ヘッドアップディスプレイをオプションで設定している。

(アダプティブクルーズコントロール(全車速追従機能付)を全車標準装備)

【希望小売価格】TSIコンフォートライン=360万円▽TSIハイライン=433万2000円▽TSI Rライン=463万2000円

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