カーアンドレジャーニュース > グッドイヤー2017年の戦略発表「製造コストを見直し、より競争力を高める」
2017/02/19

グッドイヤー2017年の戦略発表「製造コストを見直し、より競争力を高める」

matsuguma
カーアンドレジャーニュース

 日本グッドイヤーは2月16日、2017年の戦略発表と新商品説明会を実施した。

 ザ・グッドイヤー・アジア・パシフィック地区の消費財担当マイク・リトコスキー副社長は「2016年度の通期グローバル決算では、前年度比で営業利益30%増、アジアパシフィック地区でも増益となり、過去最高を更新した」と説明、続けて「今後は原材料費の高騰が予想されるが、コスト構造や製造関連コストなどを最適化し、さらに競争力を高めていきたい」と話した。

 一方、日本グッドイヤーの金原雄次郎社長は、2017年の主な取り組みとして①存在感のあるブランド、②持続可能な成長、③ステークホルダーに信頼される会社の3点を挙げ、ベクター4シーズンズ(写真右)に続く、独自性の高い商品を市場へ投入するなど、商品とブランドにフォーカスして取り組みたいと説明した。

 さらに、金原社長は「北米では、乗用車用タイヤの約8割がオールシーズンタイヤで、欧州でも普及が進んでいる。日本でもオールシーズンタイヤ市場をパイオニアとして切り開いていきたい」と意気込みを語った。

 

 また会場では、2月1日から発売を開始したラグジュアリースポーツカー向けのハイパフォーマンスタイヤ「イーグルF1アシメトリック3」を紹介。同タイヤは、タイヤラベリング制度の転がり抵抗性能「A」(一部サイズはB)、ウェットグリップ性能は全サイズ最高グレードの「a」を獲得し、高いグリップ力とブレーキング力を備えたウルトラパフォーマンスタイヤに位置づけられている。

 なお同タイヤは、欧州でタイヤ開発が行なわれているため、ハイスピードでのコーナリングや高速走行といった速度レンジの高い欧州での要求水準を満たしたスペックを備えているという。

週刊Car&レジャーについてはこちら→http://www.car-l.co.jp/

Facebookで更新情報をチェック!