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2017/03/08

トヨタ・スポーツ800オーナーズ協議会、交通遺児育英会に寄付金を贈呈

matsuguma
カーアンドレジャーニュース

 〝ヨタハチ〟の愛称で知られるトヨタ初の市販スポーツカー「トヨタ・スポーツ800」のオーナーが運営するオーナーズ協議会が2月23日、東京・MEGAWEB(都内江東区)を会場に、寄付のために昨年主催したオークションの売上金を「公益財団法人 交通遺児育英会」に贈呈する式典を開催した。

 

 トヨタ・スポーツ800は、排気量790㏄の空冷水平対向2気筒OHVエンジンを、空力性能を高めた小さなボディに搭載した〝ライトウェイトスポーツカー〟として1965年に誕生。2015年はその生誕50周年にあたり、数多くのイベントが全国各地で行なわれた。活動を機会に「もっとクルマファンを増やしていきたい」という思いから、その後もヨタハチ・イベントは定期的に行なわれており、昨年11月には「TOYOTA GAZOO Racing FESTIVAL」の懇親会にて寄付を目的としたオークションを実施。ヨタハチにまつわる希少なグッズや部品などが出品された。

MEGAWEB・ヒストリーガレージには、試乗車6台を含む多くのヨタハチが集結

 

 このオークションで売り上げた金額11万3304円の全額が今回、交通遺児育英会に寄付され、同会からは感謝の言葉が送られた協議会の杉山泰成代表はトヨタ・スポーツ800を所有するということは、恵まれている環境にあるとも言える。オーナーズ活動の一環として社会貢献をしていくべきだと思っている。とくにクルマの楽しさを味わっている者にとって、事故などクルマの負の部分に遭遇された方への支援・貢献をすることは当然のこと」と話した。

 交通遺児育英会に寄付金を贈呈

 

 交通遺児育英会は、交通遺児や交通重度障害を負った方などのうち、経済的な理由で修学が困難になった子どもたちへの支援を目的に運営されている財団で、主に「奨学金の貸与」、「学生寮の運営」、「奨学生の指導・育成」を行なっている。指導・育成の面では、人材育成を目的とした海外語学研修も行なっており、交通遺児育英会が費用を全額負担。13回目となる今年も30人を超える子どもたちが米国へのホームステイを通して異文化交流を経験している。今後も、大学の受験費用や運転免許の取得費用の補助など、事業の幅を広げていくとしている。

公益財団法人 交通遺児育英会 03—3556—0771(代表)

 

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