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2017/03/26

首都高横浜北線開通 新横浜周辺から羽田空港への所要時間短縮

osaki
カーアンドレジャーニュース

 首都高速神奈川1号横羽線と第三京浜道路を結ぶ「高速神奈川7号横浜北線(生麦JCT~横浜港北JCT間約8・2㎞)」が3月18日に開通した。この新路線開通により、新横浜周辺から羽田空港までの所要時間が従来の40分から10分短縮され30分となったほか、横浜北部から横浜臨海部や都心へのアクセス向上により、周辺道路の渋滞緩和が期待されている。

 従来接続方向が限られていた生麦JCTも改良され、横羽線の上下線と大黒線、横浜北線が相互に行き来できる4方向ジャンクションとなり、多様なルート選択が可能になり利便性の向上だけでなく、緊急交通路として災害時や医療輸送にも役立つようになった。新路線は2001年に事業に着手。全線の約7割にあたる約5・9㎞(市内最長)が横浜北トンネルとなっている。

 同日、横浜北トンネル内で行なわれた開通記念式典には、菅義偉内閣官房長官、黒岩祐治神奈川県知事、林文子横浜市長など約400人が列席。首都高速の宮田年耕社長は「物流の効率化や空港連絡バスの利便性の向上に寄与する」また「全体の約7割をトンネル工法とすることで周辺環境への影響を最小限に抑えた」と新路線のメリットを強調した。

 地元自治体の期待も大きい。黒岩県知事は「繋がるべき所が繋がっていないというのは大きなハンデだったが、この開通でその一つが克服できたのは大きな追い風」、林市長は「横浜市は田園都市と港湾都市という二つの顔をもっているが、これを繋ぐ横浜北線は地元経済を大きく後押しする」と、新路線の波及効果を説明した。

 さらに、横浜港北JCTから東名高速・横浜青葉ICへ延伸する「横浜環状北西線」も着工中で、東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年までの開通が予定されており、菅官房長官は「北西線と併せて横浜市は渋滞なく日本全国と直結する都市になり、国際文化都市としての骨格ができる」と期待を寄せた。

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