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2017/05/10

パナソニックとAZAPA、モデルベース開発によって電動パワートレインへの適用を実現 EVの電費を最大化するパワートレーンへの技術応用に期待高まる

osaki
カーアンドレジャーニュース

 パナソニックとAZAPAは車載用途でのモデルベース開発において協業を進め、その成果として電気自動車(EV)の電動パワートレイン開発にこの手法を適用することに成功したと発表した。

 昨今の自動車開発では、電動化への対応や安全運転支援機能の実装、ネットワーク化など、高機能化と複雑化が進み、自動車開発の上流工程(設計段階)の徹底的な効率化が求められており、その解決策の一つとして、モデルベース開発の手法を用いる重要性が拡大している。

 この手法を用いることにより、EVの電動パワートレイン(駆動装置)・コンポーネントをモデル化し、シミュレーション上でEVの電費を最大化するパワートレイン仕様を早期に導き出せるようになり、カーメーカーへのシステム提案力が強化されると共に、従来の試作による仕様導出に比べ開発期間を大幅に短縮することが期待されている。

今後、両社は共同で、この開発手法を自動運転技術などの安全・安心分野、インフォテインメント分野へ展開し、カーメーカーからの幅広い要望に対応。また、今後経済産業省が中心となり進めているモデルベース開発の普及促進にも積極的に参画し、国内自動車産業の競争力向上にも貢献したいとしている。

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