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2017/06/10

エクストレイルマイナーチェンジ、タフ・ギアをコンセプトにより個性を強調した本格派SUV、セレナに続きプロパイロット搭載

matsuguma
カーアンドレジャーニュース

 日産は6月8日、本格SUV「エクストレイル」のマイナーチェンジを発表した。マイナーチェンジでは、高速道路での同一車線自動運転技術「プロパイロット」や、ハンズフリー機能付きの「リモコンオートバックドア」を新たに採用。また、タフなイメージを強調する内外装デザインに変更し、質感を高めたほか、ラゲッジスペースの拡大等、利便性を向上させた。

 2000年の初代モデルからエクストレイルは、タフ・ギアをコンセプトに進化を続けてきた。今回のマイナーチェンジでもタフ・ギアのDNAを受け継ぎながら、よりダイナミックな進化を遂げた

■エクストレイルのDNA「タフ・ギア」

 エクステリアは、グリル周りの“Vモーション”を拡大し、グリルからエンジンフードへキャラクターラインを連続させることで、タフさを表現した。また、ハイビームとロービーム共にプロジェクターを採用し、ブラックハウジングで輪郭を強調するなど、フロントマスクのデザインを一新。ボディカラーは、太陽の紅炎のようなプレミアムコロナオレンジやガーネットの持つ深みとあでやかさをイメージしたガーネットレッド等の新色6種類を加えた、12色を設定した。

 インテリアは、インストルメントパネルやステアリング等のデザインを一新。インストルメントパネルには、しなやかな翼のような広がりを表現した「グライディングウィング」を採用し、ワンランク上の上質感を実現した。

 また、2列シート車の後席には200㎜のスライド機構とリクライニング機構を採用。さらに背面分割も従来の6:4から4:2:4に変更されたほか、ラゲッジルームはクラストップレベルの565ℓ(3列シート車は445ℓ)の積載量を確保した。

■充実した先進装備

 今回のマイナーチェンジで最大の特徴となるのは、昨年8月に登場した“セレナ”に初採用された高速道路同一車線自動運転技術「プロパイロット」を一部グレード(20X、20Xハイブリッド)にオプション設定したこと。

 また、20X、20Xハイブリッドグレードには、意図せず走行車線を逸脱しそうな場合に車線内に戻す方向に力を発生させる「インテリジェントLI(車線逸脱防止支援システム)」をはじめ、後方を横切る車両を検知し、注意喚起する「RCTA(後退時車両検知警報)」、ハイビームとロービームを自動で切り替える「ハイビームアシスト」もオプション設定した。

 このほか、クルマがステアリングを操作し、駐車をサポートする「インテリジェントパーキングアシスト(駐車支援システム)」を全車にオプション設定した。また、快適装備では、リヤバンパーの下に足先を入れて引くだけでバックドアのロック解除と開閉ができる「リモコンオートバックドア」を採用。20X、20Xハイブリッドに標準装備された。

■より個性を強調したモデル

 日産の関連会社であるオーテックジャパン(片桐隆夫社長)は、エクストレイルのマイナーチェンジに合わせ、「モード・プレミア」、「エクストリーマーX」をマイナーチェンジするとともに新しく助手席スライドアップシート車を設定した。

(左から、モード・プレミア、エクストリーマーX)

 20X、20Xハイブリッドをベースにするモード・プレミアは、エクストレイルの持つタフな性能はそのままに、内外装デザインの高級感を高めたモデル。エクステリアには、アクセントとしてメタル調塗装を施したほか、エクストレイルで唯一となる19インチの専用アルミホイールを採用するとともに、専用デュアルエキゾーストマフラーのデザインを変更し、より都会的で優雅な印象に仕上げた。インテリアは、オーテック30周年記念車で人気だったブラックの本革シート新たに採用。加えて、シートやステアリングをストーンホワイトとブラックでコーディネートしたハイコントラストインテリアを設定した。

 一方、エクストリーマーXは、ボディ下部をガードするエクステリアパーツなどを装備し、ワイルドでタフなイメージを強調した。フロント、リヤ、サイドのスタイリッシュガードやドアミラー等をブラック基調としたほか、専用デザインの18インチアルミホイールを採用し、よりダイナミックなデザインに一新した。

【希望小売価格】

▽エクストレイル=219万7800円~309万8520円▽モード・プレミア、エクストリーマーX、助手席スライドアップシート車=282万5000円~366万5520円

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