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2017/06/19

スバル、アイサイトに新機能「ツーリングアシスト」を搭載

osaki
カーアンドレジャーニュース

 スバルは6月12日、今夏発表予定の「レヴォーグ」と「WRX S4」に搭載されるアイサイトの新技術「ツーリングアシスト」の報道向け体感試乗会を実施した。ツーリングアシストは時速0~120㎞で加減速やハンドル操作を自動制御し、ドライバーの運転をサポート。主に高速道路での運転負荷軽減に大きく貢献する。

 独自のステレオカメラ画像認識技術をベースに、28年にわたり運転支援システムを開発してきたスバル。2008年には、世界で初めてステレオカメラのみで各種機能を実用化した「アイサイト」を発表し、以後10年にver.2、14年にver.3を発表し、その機能を拡充してきた。

 ツーリングアシストは〝安心・安全に使えて、疲れないクルマ〟を開発思想に、時速0~60㎞での前走車追従操舵、100~120㎞での加減速と車線維持を自動制御する機能を新たに採用。車線を検知できている場合に加え、車線が消えてしまっている道路や大型車によって隠れている場合でも、ステレオカメラの認識性能向上等により、先行車への追従機能(時速60㎞以下で作動)を実現している。

 また、ステレオカメラは先行車のブレーキランプ等も認識し、ツーリングアシスト作動中の加減速の唐突感や、急な操舵制御を抑制した自然な操作感覚を実現し、長距離の運転でも疲れにくく安心感の高いものに仕上げられている。

 ツーリングアシストを搭載したアイサイトは、レヴォーグとWRX S4の全車標準装備を皮切りに、今後スバルの全車種(一部スポーツタイプ車種を除く)で標準装備化を進める。第一技術本部先進安全設計部の丸山匡主査はアイサイトについて「2020年には自動車線変更機能を実現させ、より複雑な実環境に対応するために技術レベルを進化させていきたい」と、今後の展望を語った。

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