カーアンドレジャーニュース > BASF、自動車のカラートレンド予測を発表!日本市場は「ブルー」など寒色系がトレンドを牽引
2017/06/20

BASF、自動車のカラートレンド予測を発表!日本市場は「ブルー」など寒色系がトレンドを牽引

matsuguma
カーアンドレジャーニュース

 ドイツの総合化学メーカーBASFは6月15日、アジア太平洋地域を含む世界の自動車カラートレンド予測を発表した。

 同社は、自動車メーカーを対象に3年から5年後の市場カラートレンドを予測し、毎年発表している。最新のカラートレンド予測テーマは、「透明と不透明の間(トランスルーシッド)」。このテーマについて、アジア太平洋地域のカラーデザインを担当する松原千春チーフデザイナーは、「日本人の感覚で言うと白でも黒でもないグレーな部分。今の社会は、スマートフォンの画面といった一枚のガラスを通じて世界、個人とコミュニケーションが行き来する透明さ。一方で、フェイクニュースやSNS等、現実とは少し、あるいは全く違った情報を発信する不透明さを併せ持っている」とテーマの概念を説明し、そのテーマに沿った自動車カラー65色を地域別に紹介した。

 日本では、不透明な情報が行き来する世界で安心感や安定感を求めて、ネイビーブルー、ディープレッド、ダークグレーといった自動車の基本色域が再注目されることに加え、最新技術による深い透明感で表現されると予想した。

 また、EMEA(欧州、中東、アフリカ)における注目の新色として、デジタルから離れたカラーだと説明。EMEAの人々は、世界的なライフスタイルやカスタマイズされた製品以外の部分に目を向けていると分析し、個性を表現するため、艶消しのクリアコーティングが施されたイエローグリーン等、通常の標準的な自動車パレットにはない色を求めていると傾向を示唆した。さらに、北米トレンドの鍵となるカラーは、アンダーカレントブルー。シルキーな質感の非常にダークなネイビーブルーで、自己に立ち返ることを意味するカラーだと紹介した。

週刊Car&レジャーについてはこちら→http://www.car-l.co.jp/

Facebookで更新情報をチェック!