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2017/06/19

トヨタ、アクアのマイナーチェンジを実施 JC08モード燃費は38・0㎞/lへ向上

osaki
カーアンドレジャーニュース

 トヨタ自動車は、コンパクトサイズのハイブリッド専用車、アクアをマイナーチェンジし、全販売チャネルを通じて発売した。外装のデザインを大幅変更するとともに、ボディ剛性の強化やタイヤのインチアップなどにより操縦安定性を向上。「Xアーバン」グレードは、クロスオーバースタイルをより進化させ、新グレード「クロスオーバー」となった。


 エクステリアでは、アクアの特徴でもある〝親しみやすさ〟〝軽快さ〟はそのままに、より先進的で洗練されたデザインとなった。

 フロントセクションでは、ヘッドランプが伸びやかなデザインになり、エンジンフード、フェンダー、バンパーなどのデザインを変更することで、さらに洗練されたイメージが与えられた。ヘッドランプにはターンランプが内蔵され、1灯プロジェクターハロゲンランプを採用した。

 リヤセクションは、コンビネーションランプ内のデザインを変更したほか、リヤリフレクターをバンパー下部に新たに設置し、リヤスタイルの安定感が増した。また、リヤルーフスポイラーは大型化され、空力性能も向上した。

■ホワイトソフトレザーを新採用
 インテリアに目を転じると、インストルメントパネルの機能を向上。センターメーターには4・2インチカラーTFTマルチインフォメーションディスプレイが標準装備され(Lを除く)、センタークラスターが一体となった面構成になり、ヒーターコントロールパネルもセンタークラスター面との一体感が強調された。シートは、新たにホワイトソフトレザー(合成皮革)が採用され(クロスオーバーとG〝ソフトレザーセレクション〟に設定)、先進的かつ上質なインテリアとなった。

 従来から、重量のあるハイブリッド関連機器類を低い位置に搭載することで、重心が下がり安定感のある走りを披露していたアクアだが、今回のマイナーチェンジでは、ロアバックパネルに補強を加えることで、ボディ剛性を向上。新タイプのショックアブソーバーを採用し、足まわりのチューニングも見直した。さらに、タイヤサイズを175/65R15から185/60R15に変更することで、優れた常住安定性を確保するとともに、乗り心地も向上させた。

■燃費は38・0㎞/㍑へ
 ボディカラーは、新設定のクリアエメラルドパールクリスタルシャイン、ベージュ(クロスオーバー専用色)を含む全14色を設定。さらに、ボディカラーと異なるカラーパーツを組み合わせた、フレックストーン(4色、一部グレードにオプション設定)を加え、多彩なカラーバリエーションとしている。

 また、ハイブリッドシステムの制御の見直しや、エンジンの改良により各グレードで燃費を向上させている。JC08モード燃費は次の通り(カッコ内は従来型)。
 ▽L=38・0㎞/㍑(37・0㎞/㍑)※車両重量1080㎏以下
 ▽S、G、クロスオーバー=34・4㎞/㍑(33・8㎞/㍑)※車両重量1090㎏~

■新グレード、クロスオーバー
 従来型ではSUVのテイストを持つグレードとして、Xアーバンが設定されていたが、今回のマイナーチェンジを機に見直し、クロスオーバースタイルをさらに進化させた新グレード〝クロスオーバー〟に生まれ変わった。

 新グレードは、グリルやルーフモール、16インチ専用アルミホイール(185/60R16)、フェンダーアーチモールなどを持ち、よりアクティブな専用デザインが与えられた。走りにおいても、専用のチューニングが施され、SUVらしいしっかりとした操舵感を追求しながら、乗り心地も向上させた。

 【希望小売価格】L=178万5240円▽S=188万6760円▽G=206万2800円▽G〝ソフトレザーセレクション〟=208万9800円▽クロスオーバー=206万2800円

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