東京モーターショー2017開幕迫る!!参加・体験を重視した主催者テーマ展示「東京コネクテッドラボ2017」
matsuguma
10月27日の開幕を控えた第45回東京モーターショー2017の概要が主催者である日本自動車工業会より発表された(写真トップ:左から、モーターショー特別委員会の星野朝子委員長、日本自動車工業会 西川廣人会長、モーターショー特別委員会主催者テーマ展示分科会長の山本昭雄))。東京モーターショー2017は、自動車産業の枠を超えて、さまざまなアイデアやテクノロジーを取り入れ、「これまでのモビリティの価値を拡張していく」というビジョンを掲げ、従来の展示を中心としたショーから参加・体験を重視した総合ショーへ大きく生まれ変わる。
東京モーターショー2017は、10月27日から11月5日までの10日間(一般公開は28日から)、前回に引き続き東京ビックサイトで開催する。今回は「世界を、ここから動かそうビヨンド・ザ・モーター」をテーマに、国内メーカー14社15ブランド、海外メーカー13社19ブランドの自動車メーカーが出展。世界10カ国から計150社を超える企業・団体が参加し、70以上のワールドプレミアを予定している。
発表会では、日本自動車工業会 西川廣人会長は「2020年の東京オリンピックに向けて、17年と19年のモーターショーを合わせて世界一のハイテクショーにしていきたい。国内の各自動車メーカーは非常にレベルが高く、世界をリードする技術を持っている。それをショーケースとして展示するとともに、主催者テーマ展示も充実させ、ショーの質を高めていく」と意気込みを語った。
モーターショー特別委員会の星野朝子委員長がショーの概要を説明。「現在、クルマを取り巻く社会は大きく変化している。ビックデータやIOTなどの情報技術の進展や、環境エネルギー技術の高度化、シェアリングなどの新しいサービスが誕生している。クルマは単なる移動をシェアするものから、情報、エネルギー、インフラそして我々の生活に繋がることで新しい役割が求められている。こうした車の新時代の到来を迎え東京モーターショーは今までの枠を超えて、モビリティの未来を多角的に多様性を持ってプレゼンテーションをする場へと生まれ変わる」と述べた。また、東京モーターショーのシンボルイベントである主催者が取り組むテーマ展示“東京コネクテッドラボ2017”の概要を発表した。
同テーマ展示は、未来のモビリティをテーマに来場者参加型のイベントで3種類のプログラムが展開される。
■THE FUTURE~東京都モビリティの未来を描こう~
300人が収容可能なドーム型シアターを利用したインタラクティブ展示。将来のモビリティ社会を構成する要素を6つの方向性(ソーシャル、 ユニバーサル、 ムーブ、 ドライブ、 プライベート、シェア)に分類。参加者はアンケートを通して方向性を選択し、その集計結果に応じてドーム内360°に望まれている未来が可視化され、東京の街並みやモビリティの変化をリアルに体感できる。
■THE MAZE~都市迷宮を突破せよ~
未来の東京を迷路に見立てゲーム感覚で楽しめるネットワーク型VR体験コンテンツ。最大30台接続可能なVRシステムを装着し、参加者が同じフィールドを同時に走行。迷路を突破するために集めた情報を、他の参加者と共有しながらゴールを目指すもので、街の中で起こる様々なコネクティッド体験を通じて、将来のクルマの可能性を試乗体感できる。
■THE MEET UP~モビリティの未来を語ろう~
経済情報に特化したニュース共有サービスを提供する“ニュースピックス”がプロデュースするトークセッション&ピッチイベント。東京モーターショーのテーマである「ビヨンド・ザ・モーター」を形にするため、第一線で活躍するビジネスリーダーやクリエイターを招いて、これからのモビリティについてトークセッションを行うほか、ピッチイベントでは、“ビヨンド”を形にするための提案を広く一般から募集し、各自動車メーカーの審査員がアイデアを審査するプレゼンテーションを実施する。
■人気の体験試乗スペースを拡充
このほかにも、これまで東京モーターショー会場内で実施していた試乗会を、今回は近隣の臨海副都心エリア(センタープロムナード・お台場特設会場・MEGA WEBライドワンコース)にて大幅に拡充して実施する。なお、一般公開期間は東京ビッグサイト会場と各試乗会場間を巡るシャトルバスと次世代タクシーを無料で運行する。
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