トヨタ車体 ダカールラリー2018参戦体制を発表
matsuguma
トヨタ車体は11月2日、「ダカールラリー2018」の参戦体制を発表。チーム名を「チームランドクルーザー・トヨタオートボデー(TLC)」とし、トヨタ自動車とともに開発・生産する「ランドクルーザー」をベースとしたラリーカー2台で参戦し、市販車部門5連覇を目指す。
参戦体制は、1号車がドライバー:クリスチャン・ラヴィエル選手/ナビゲーター:ジャン・ピエール・ギャルサン選手、2号車がドライバー:三浦昂選手(同社・広報室)/ナビゲーター:ローラン・リシトロイシター選手という昨年市販車部門でワンツーフィニッシュを飾った体制を継続。メンテナンスはメーカー、販売店から派遣される日本人3名を含めたエンジニア、メカニック計20名体制で担当する。
(ワンツーフィニッシュを誓う(上段右から)ラヴィエル選手、ギャルサン選手(下段右から)三浦選手、リシトロイシター選手)
チーム代表はトヨタ車体・杉浦一成常務役員が務め、元ハンドボール全日本代表という異色の経歴を持ちながらチームを市販車部門4連覇に導いた角谷裕司監督(同社・広報室)が指揮を執る。
発表会で挨拶した増井敬二社長は、ダカールラリーに挑戦し続ける意義として「大きな目標をチームで成し遂げようとする力は人を大きくする。ラリー活動を通してクルマづくりを支える人づくりに取り組んでいる」と述べた。
今大会の参戦車両はエンジンコンピューターのセッティングを改良し、最高出力300PS以上、最大トルク800Nm以上を発揮。これはペルーの砂丘ステージを見据えたもので、角谷監督は「トルクが低速からフラットに出ることで砂丘での操縦性・走破性が高まった」と説明した。さらに「TLCはペルーがルートに組み込まれた大会での優勝経験がなく、ここの走破性が5連覇へのカギ。過去に悔しい思いをしたペルーを走り抜き、ランドクルーザーが世界一であることを証明する」と力強く意気込みを語った。
(今大会からマイナーチェンジ後の車両を使用。パフォーマンスも高めた)
また、三浦選手はダカールラリーについて「2週間生活しながらの競技は、クルマの要素だけでなく人間的なドラマも多く、様々なハプニングが起こる」と見所を紹介した。
週刊Car&レジャーについてはこちら→http://www.car-l.co.jp/
Facebookで更新情報をチェック!