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2018/03/06

日産セレナe-POWER、車速に応じエンジンの回転数を制御、高い静粛性を実現

matsuguma
カーアンドレジャーニュース

 1991年のデビュー以来、BIG(広い室内空間)・EASY(運転のしやすさ)・FUN(全ての乗員が楽しめる)を開発コンセプトに、ミドルサイズミニバンをリードしてきた「セレナ」に、電動パワートレーン「e—POWER(e—パワー)」を搭載したモデルが追加設定された。

 エンジンはモーターを動かすための発電を担い、タイヤの駆動はモーターのみが行うシリーズハイブリッド方式のe—パワーは2016年にノートに初搭載され、このセレナは第2弾となる。

■アクセルペダルのみで加減速ができるワンペダル感覚の運転
 直列3気筒1・2ℓの〝発電専用〟エンジンとモーターの組合せは、基本的にノートe—パワーと変わらないが、ボディの重量増と多人数乗車に対応するため、エンジン出力を79PSから84PSへ向上させ発電量を増やし、オイルクーラーを追加。

 モーターの性能も最高出力109PS/最大トルク254Nmから、同136PS/同320Nmにアップした他、バッテリーの容量も1・5kWhから1・8kWhへと増大した。

 モーター駆動ならではの力強い加速に加え、車速に応じエンジンの回転数を制御。燃料の浪費を抑えると共に、ボディの随所に施した防音対策による高い静粛性を実現し結果、JC08モード燃費はe—パワー全車で26・2㎞/ℓを実現した(装備内容によって異なる)。

 走りの面では「リーフ」で培ったモーター制御技術を用い、緻密な電流制御を行うことでスムーズな発進を実現。加えて、アクセルペダルの踏み戻しだけで加減速が行える〝ワンペダル操作〟が可能になっており、減速開始時や停止間際も滑らかに減速するようコントロールされている。

 また、バッテリー残量をあらかじめ増やす「チャージモード」、充電されたバッテリーだけで静かに走行する「マナーモード」といった、e—パワーならではの機能も採用され、走行状況に応じて発電用エンジンの作動をコントロールできるのも特徴だ。

■随所に専用デザインを採用
 エクステリアは、Vモーショングリルにブルーカラーのアクセントを採り入れた他、3本ラインのLEDストップランプを採用。また、空力性能に貢献するピアノ調黒艶塗装のリヤサイドスポイラー、切削2トーン塗装の15インチアルミホイールを専用装備。ボディカラーでは、専用色として「ミントホワイトパール」を新たに設定している。

 インテリアでは、シフトノブやスタータースイッチにブルーアクセントを与えると共に、メーター周りにブルーアクセント・フィニッシャーを採用。加えて、ブルーライティングによる間接照明付のフロントセンタートレイが装備され、内外装の専用装備が先進的なイメージを演出する。

 また、オーテックジャパンがカスタマイズした「セレナe—POWERオーテック(写真右)」も同時発売。エクステリアは、専用装備となるドットデザインのフロントグリル、メタル調フィニッシュのフロント&リヤプロテクター、ドアミラーを採用して上質さと先進性をもたらしている。

 インテリアは、クリスタルスエード仕様のシートをはじめ、スエード調インストパッドや本革巻3本スポークステアリング等、随所にオーテックのアイコンカラーであるブルーのステッチをあしらい、上質感と個性を表現した。

【希望小売価格】
296万8920円〜340万4160円▽オーテック=382万1040円

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