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2018/03/27

VW、ポロ8年ぶりにフルモデルチェンジ

matsuguma
カーアンドレジャーニュース

 フォルクスワーゲングループジャパンは3月20日、ポロを8年ぶりにフルモデルチェンジし発売した。エンジンは1.0ℓターボへとサイズダウンしたが、ボディはサイズアップ(3ナンバー化)し居住性が向上。スタイルはロー&ワイドが強調され、スポーティになった。また、先進安全装備は上級モデルと同等で、高い安全性を実現し、コンパクトカーの新しいベンチマークを作り出した。

●サイズアップにより居住性が向上

 近年のフォルクスワーゲン(VW)モデル同様、このポロもMQBモジュールを採用し、ダイナミックなプロポーションを手に入れると共に、従来型に比べサイズアップ。全長4060㎜(従来型比65㎜増)、全幅1750㎜(同65㎜増、ドアミラー除く)、全高1450㎜(同10㎜減)、ホイールベース2550㎜(同80㎜増)となり、ホイールベースの延長により、後席の快適性や乗降性が大幅に向上した。荷室容量も同様に71ℓ増え、351ℓとなり日常の実用性も向上した。

 なお、搭載エンジンは直列3気筒1・0ターボで最高出力95PS、最大トルク17・9㎏mのスペックは、いずれも従来型(1・2ℓターボ)を上回り、JC08モード燃費は19・1㎞/ℓとしている。トランスミッションは乾式の7速DSGを採用している。

 

●力強いスタイリング

 従来型に比べ顔つきは格段にエモーショナルに。ヘッドライトとラジエーターグリルが一体化され、よりワイドに見える新しい顔が作り出された。

 ボディ全体はどの角度からも見ても豊かな表情を見せる。サイドビューでは、ルーフラインと平行に上下2本のキャラクターラインを入れたことで、より低重心を強調している。
 リヤビューは、より精密でシャープなデザインとなり、ショルダー部にボリュームを持たせ力強さを表現。ショルダー部まで回り込んだ台形型のコンビネーションランプが、引き締まった表情を作り出している。
 ボディカラーは、オレンジ系、ブルー系、シルバー系2色の計4色の新色と、従来型で人気だったフラッシュレッド、ピュアホワイトを含めた計8色としている。

●先進的なコックピット

 新型ポロの中で〝クラスを超えた〟と感じられる部分がコックピットである。インテリアでもポロとしての「顔」を作り出したいと、ダッシュボード配置を従来の垂直基調から、大胆な水平基調に転じた。

 デジタル接続されたディスプレイと操作パネルを可能な限り高い位置に配置し、ドライバーから見やすい連続した視線上に配置。インフォテイメントシステムのディスプレイは、メーターパネルと視覚的に連続した〝コントロールアイライド(操作系を集めた島)〟に配置し、その下側にセンターエアベントが配置されている。

 また、ポロシリーズで初めて純正インフォテイメントシステム〝ディスカバープロ〟が採用された。ディスカバープロは、8インチのスクリーンにセンターボタンとダイヤルを置くことで、高い視認性とスムーズな操作性を実現。表面をガラスパネルで覆うことで、インテリアとの一体感を生み出している。
 このシステムはモバイルオンラインサービス、VWカーネットにも対応し〝つながるクルマ〟にもなる。

 

●高い安全性能

 ゴルフやパサートに搭載されている最新の安全技術がポロにも搭載されている。
 プリクラッシュブレーキシステム(歩行者検知対応)をはじめポストコリジョンブレーキシステム、アクティブボンネット(衝突時、歩行者への衝撃緩和)、デイタイムランニングライト、アダプティブクルーズコントロール(全車速追従機能付)、リヤトラフィックアラート(後退時警告、衝突被害軽減ブレーキ)、ブラインドスポットディテクション(後方死角検知機能)等。自動的にステアリングを操作し、駐車を支援するパークアシストも初めて採用された。また、高剛性のボディは衝突安全評価のユーロNキャップで五つ星を獲得している。

【希望小売価格】TSIトレンドライン=209万8000円▽TSIコンフォートライン=229万9000円▽TSIハイライン=265万円

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