ヤナセは５月１日、井出健義代表取締役社長執行役員の取締役会長就任と、𠮷田多孝顧問（４月26日就任、写真右）の代表取締役社長執行役員就任内定を発表した。本年６月の定時株主総秋後に就任する予定。

　𠮷田氏は５月に伊藤忠商事から同社顧問に就任。伊藤忠商事では、自動車・建機部門長、機械カンパニープレジデント、取締役常務執行役員などを歴任した。長年にわたる自動車ビジネスの経験を活かし〝バリューチェーンビジネスで収益性の高い企業への体質転換〟を目指して、さらなる経営効率化を推進する。

　２０１１年12月から７期にわたり社長を務めた井出社長は、10年に策定した中長期ビジョンに基づき〝筋肉質で収益性の高い企業への体質転換〟をテーマに、経営効率化と経営改革を推し進め、現在の収益基盤を構築した。

　このたびの社長交代は、中長期ビジョンの総仕上げと、２０２０年以降の大きな変化に備えるための準備にめどがついたことによるもの。今後は自動車の大きな変化を見据え、適宜経営の執行部をサポートしていく。

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